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【月と太陽】月のアスペクトを読む①【月の欠損対応】
もくじ
月のアスペクトのうち、今回は「月と太陽」について見ていきます。
多くの占星術家の方の本やブログをもとに一般的な解釈をまとめたうえで、「月の欠損」をふまえて新しい解釈を考えてみました。
月と太陽のアスペクト
太陽は生命力・意志・未来・目標・自己実現・男性性などを担います。
月と太陽のアスペクトは一般的に、感情(月)と意思(太陽)が結びつき、良いアスペクトがあれば、目標に向かってスムーズに進んでいけるとされています。
しかし、月の欠損をふまえると、月は太陽からエネルギーを奪うはたらきをします。
安心感を得たいという月の衝動にとらわれることで、生きる気力がなくなり自己実現のための意欲がなくなってしまいます。
一方で、月光反転法を使うと、太陽にポジティブなエネルギーを与えることができます。
月の反転星座を意識することで心が安定するため、エネルギーに満ちあふれ、自己表現力や行動力を最大限に発揮できるようになるでしょう。
POINTここからは、当サイトが提案している「月光反転ホロスコープ」を使って説明します。初めてご覧いただく方はこちらをご覧ください🙏
月と太陽のコンジャンクション/合(0度)
一般的な解釈
月と太陽の合(コンジャンクション)は、いわゆる新月生まれ。感情(月)と意思(太陽)が密接に結びつき、行動に矛盾がありません。
内面での葛藤が少なく、若い頃から自分のやりたいことが明確です。目標があり、情熱をもって取り組みます。
ただし、性格に偏りが出てしまい視野が狭くなってしまうことも。体裁を気にして虚栄心が強くなります。
主観的になりやすい傾向もあり、他者の意見や感情を無視してしまうかもしれません。
亭主関白・男尊女卑の考えがあり、男性がこの星並びを持つと、自分を立ててくれる女性を選びがち。女性の場合は、結婚すると自分の能力を伸ばせなくなる可能性があります。
月の欠損をふまえた解釈
月と太陽のコンジャンクションは、月が太陽から自己実現力を奪いやすいアスペクトです。
このアスペクトについては特別に記事にしたので、よろしければご覧ください👇
月と太陽のオポジション(180度)
一般的な解釈
月と太陽のオポジションは、いわゆる満月生まれのこと。感情(月)と意思(太陽)が対立し、葛藤しやすい配置です。
このアスペクトを持つ人は、自分の進むべき方向が明確になりづらいです。他者の意見に頼ってばかりで決断力に欠けることがあります。
しかし、他者のニーズや感情に敏感で、客観的な視点を持っていることが強みです。
家庭環境においては、親同士の対立や離婚などを目の当たりにし、両親の間で板挟みになることが多いです。大人になっても、親の影響を無意識に引きずり、葛藤を抱えることがあります。
月の欠損をふまえた解釈
月と太陽のオポジションは、太陽が月から最も遠くにあるため、自己実現力が損なわれにくいアスペクトです。
このアスペクトについては特別に記事にしたので、よろしければご覧ください👇
月と太陽のスクエア(90度)
一般的な解釈
月と太陽のスクエアは、感情(月)と意思(太陽)が葛藤しやすいアスペクトです。オポジションと似ていますが、さらに挑戦的で葛藤が強まります。
このアスペクトを持つ人は、やりたいことがあっても踏み出せなかったり、自己表現が上手くできなかったりして苦しみます。
これは、複雑な家庭環境で育ったか、過去のつらい体験が足かせとなっているからかもしれません。
月の欠損をふまえた解釈
月と太陽のスクエアは、欠損と意思がぶつかり合うアスペクトです。
月が太陽の能力を邪魔するので、感情が不安定になり、目標や自己実現がくじけやすいです。
目標達成に向かうなかで、感情の問題や過去のトラウマが表面化しやすくなります。迷いや不安に引っ張られることで、確固たる意思が持てなくなるでしょう。
しかし、スクエアの葛藤は月の欠損に気づくきっかけとなります。
月光反転法で月の反転星座を意識しても、スクエアの関係はそのまま変わりませんが、この葛藤に丁寧に向き合うことで、内面に潜む問題点や弱点に気づくことができます。
反転星座の視点を取り入れることで、感情的な反応に振り回されることが減り、意識的に自己の目標や意志にフォーカスできるようになります。この過程で自己理解が進み、より確固たる自己実現への道が開けるでしょう。
月と太陽のトライン(120度)
一般的な解釈
月と太陽のトラインは、感情(月)と意思(太陽)が無理なく連携しあう配置です。
このアスペクトを持つ人は、基本的には人生のあらゆることがスムーズに進展します。自分の進むべき道に自信があり、迷いや葛藤が少ないでしょう。
他者からのサポートを受けやすく、感情表現が豊かで、周囲の人と良い関係を築くことができます。
しかし、自己満足に浸りがちな面もあり、大きく成長する機会が得られにくいかもしれません。
月の欠損をふまえた解釈
月と太陽のトラインは、欠損と意思がスムーズに調和するアスペクトです。
このアスペクトを持つ人は、感情の問題によって目標がくじけることは少なく、比較的スムーズに結果を出せます。
しかし、欠損に気がつきにくいのが難点。表面的には順調に見えるものの、内面的に欠乏感や不安を抱えていることがあります。その問題に気づかず、後々になって大きな問題が生じる可能性も。安心感や過去の習慣に依存すると、成長や目標達成ができなくなるでしょう。
月光反転法で月の反転星座を意識すると、反転月と太陽がセクスタイルの関係になります。セクスタイルは、努力次第でポジティブな結果になるアスペクトです。
反転月を意識することで、感情の問題を克服しやすくなり、太陽の自己表現力を最大限に引き出すことができます。自己成長に意識的に取り組むことで、目標達成がより現実的なものとなるでしょう。
月と太陽のセクスタイル(60度)
一般的な解釈
月と太陽のセクスタイルは、感情(月)と意思(太陽)が補完的にはたらき、お互いのエネルギーを引き立てあう関係です。
このアスペクトを持つ人は、自分の感情に素直でありつつも、理性的に物事を進められるでしょう。世渡りも比較的上手です。
チャンスを積極的に活かすことができ、前向きな気持ちで成長することができます。すこし努力や意識的な行動をすることで、安定した家庭やキャリアが手に入るでしょう。
月の欠損をふまえた解釈
月と太陽のセクスタイルは、欠損と意思が調和しやすいアスペクトです。
このアスペクトを持つ人は、感情と意思の力がバランスよく協力し合って、目標達成に向けてスムーズに進みやすいです。
しかしトラインと同じく、困難にぶつかりにくいがゆえに、月の欠損に気がつきにくい可能性も。
自己成長のための行動のはずが、無意識に安心感を重視した行動になりがちで、本質的な成果が出にくいかもしれません。過去の習慣や周囲からの期待に応じることで安心を得ようとし、自分の本当の意志を抑えこんでしまうのです。
月光反転法を使うと、反転月と太陽はトラインの関係になります。トラインは、よりスムーズで自然な調和をもたらすアスペクトです。
反転月のエネルギーを取り入れることで、不安な感情や過去の習慣に縛られることが少なくなります。目標に向かってまっすぐ行動でき、周囲からも信頼とサポートを得やすくなるでしょう。
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