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【月と土星】月のアスペクトを読む⑥【月の欠損対応】

もくじ

月のアスペクトのうち、今回は「月と土星」について見ていきます。

多くの占星術家の方の本やブログをもとに一般的な解釈をまとめたうえで、「月の欠損」をふまえて新しい解釈を考えてみました。

月と土星のアスペクト

土星は制約・責任・規律・抑制をあらわし、試練や困難に耐える力をもたらします。

月と土星のアスペクトは、感情(月)と抑制力(土星)が結びつき、感情が自由に表現しづらくなる一方で、安定感や持続力がアップします。

しかし、月の欠損をふまえると、月は土星からエネルギーを奪うはたらきをします

精神的に不安定で、憂鬱やストレスを感じやすくなります。計画性や持続力がなくなるため、努力が無駄になったり、無理に成果を急ごうとして失敗することもあります。

一方で、月光反転法を使うと、土星にポジティブなエネルギーを与えることができます

月の反転星座を意識することで心が安定し、計画性や忍耐力が高まります。ものごとを着実に進められるので、持続可能な成功を実現できるでしょう。

POINTここからは、当サイトが提案している「月光反転ホロスコープ」を使って説明します。初めてご覧いただく方はこちらをご覧ください🙏

月と土星のコンジャンクション/合(0度)

一般的な解釈

月と土星の合(コンジャンクション)は、感情(月)が抑制力(土星)の影響を強く受けるため、感情表現を抑えがちです。

このアスペクトを持つ人は、幼少期から大人びた印象を持たれることが多く、早くから責任感をもって行動する傾向にあります。

親や家庭から厳しくしつけられたり、期待されたりする過程で、感情を抑え込み、自分を律するすべを学んでいくことが多いです。そのため、冷静で慎重な性格で、日常生活では規律を重んじ、計画的に行動します。

一方、感情を開放することが苦手で、孤独感や劣等感を抱えやすくなります。他人との感情的なつながりが薄くなりがちです。

月の欠損をふまえた解釈

月と土星のコンジャンクションは、月が土星から安定感や計画性を奪いやすい配置です。

精神的にが不安定になりやすく、プレッシャーに敏感で自己批判的な考えに陥ります。ストレスを抱えやすく憂鬱持ちの傾向があります。

ここで月光反転法を使い、月の反対星座を意識してみます。土星は反転月とオポジションの関係になります。

感情の安定と責任感が対立するため、矛盾を感じやすいですが、この対立を調和させることで、土星本来の安定感を発揮できます。

ポジティブな感情が土星を刺激し、着実に成果を出すことができます。困難を乗り越えることで、自己肯定感が上がり安定感が生まれるでしょう。

月と土星のオポジション(180度)

一般的な解釈

月と木星のオポジションは、感情(月)と抑制力(土星)が対立し葛藤しやすい配置です。

このアスペクトを持つ人は、責任感が強く、自分の任務を忠実に果たそうとします。真面目で自分を律することに長けているでしょう。

一方、劣等感を持ちやすくつねに不満を抱えています。鬱的な傾向もあります。

自信がなく、周囲からの批判にビクビクし、大きな挑戦をせずに踏みとどまってしまうことがあります。

月の欠損をふまえた解釈

月と土星オポジションは、土星が月から最も遠くにあるため、安定感が損なわれにくい配置です。

月にとらわれていると葛藤が生まれ、理想と現実のギャップに苦しみますが、そのぶん月の欠損に気づきやすく有利なアスペクトです。

月光反転法によって月の反対星座を意識すれば、土星と反転月はコンジャンクションになります。

本来は感情と責任感がとても調和しやすいアスペクト。月の反転星座を意識することで、精神的に安定し、計画的に行動できるようになります。

自信を持って長期的な目標に向かって努力することで、着実に安定的な成功をおさめることができます。

月と土星のスクエア(90度)

一般的な解釈

月と土星のスクエアは、感情(月)と抑制力(土星)が葛藤しやすいアスペクトです。

このアスペクトを持つ人は、自分の感情をうまく表現できないことが多く、感情と現実の間で対立しやすいです。

自己否定感や劣等感が強く、自分に厳しい評価を下しがちです。他者からの期待に応えようとプレッシャーを感じ、自由な感情表現ができなくなります。

責任感が強く、投げ出さずに努力し続ける粘り強さがありますが、その努力が自己犠牲的になりがちで、他者から理解してもらうのに苦しむこともあります。

月の欠損をふまえた解釈

月と土星のスクエアは、欠損と抑制力がぶつかり合うアスペクトです。

月が土星の安定感を邪魔するので、感情的なプレッシャーやストレスを感じやすくなります。

このアスペクトを持つ人は、自分の感情を抑え込んだり、周囲の期待に応えようと無理をして、内面では強い葛藤に苦しんでいることが多いです。

しかし、こうした葛藤は月の欠損に気づくきっかけとなり、メンタルの保ち方を学ぶチャンスになります。

月光反転法で月の反転星座を意識しても、スクエアの関係はそのまま変わりませんが、この葛藤に向き合うことで、土星本来の安定感や計画性が発揮できます。

心が安定するので、落ち着いて目の前の課題に向き合うことができ、最終的には安定した成果を築けるようになるでしょう。

月と土星のトライン(120度)

一般的な解釈

月と土星のトラインは、感情(月)と抑制力(土星)が調和し、落ち着きと安定感のあるアスペクトです。

このアスペクトを持つ人は、自己管理能力に優れ、感情的に動揺することが少ないため、冷静で客観的な判断ができます。責任感が強くて誠実なので、信頼されやすいです。

物事を計画的に進め、安定した生活を送り、ビジネスや家庭生活のどちらにおいても堅実にふるまえます。

人間関係でも落ち着いた対応ができ、他者から頼りにされることが多いでしょう。

月の欠損をふまえた解釈

月と土星のトラインは、欠損と抑制力がスムーズに調和するアスペクトです。

精神的な負担を感じることは少なく、ある程度計画は成功しやすいです。

しかしそのぶん、月の欠損には気がつかない可能性があります。知らないうちに長期的な視野が欠け、目先の不安に惑わされやすい状態になってしまう可能性もあります。

月光反転法で月の反転星座を意識すると、反転月と土星はセクスタイルになります。異なる性質を持ちながらも補完しあう関係なので、少し努力は必要です。

反転月を意識することで、感情が安定し、土星の計画性や忍耐力に磨きがかかるため、より長期的で本質的な成功につなげることができます。

月と土星のセクスタイル(60度)

一般的な解釈

月と土星のセクスタイルは、感情(月)と抑制力(土星)が適度に調和し、お互いのエネルギーを引き立てあう関係です。

このアスペクトを持つ人は、感情を抑え込みすぎず、適度に自己制御しながらも、柔軟な対応ができます。社会的なルールや規範にうまく適応しつつも、厳格すぎるということもありません。

また、長期的な計画を立て、目標に向けて地道に進むことができるのでおのずと評価されます。

感情的にも安定しており、周囲からも穏やかで信頼できる人として見られます。

月の欠損をふまえた解釈

月と土星のセクスタイルは、欠損と抑制力が協力的にはたらくアスペクトです。

計画性や忍耐のなさを指摘されることも少なく、精神的にも不安定になりにくいです。しかし、トラインほどではありませんが、月の欠損に気がつきにくいです。

月光反転法を使うと、反転月と土星はトラインになります。セクスタイルのときよりも、安定した気持ちで物事に取り組むことができます

土星の持つ着実さがより高まり、自然な形で長期的な成功を得やすくなります。

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マドモアゼル・愛先生の月理論にもとづき「月の欠損」と「月光反転法」を中心に研究記事やサービスをお届けしています。

特に、月光反転法をホロスコープに表した▶︎「月光反転ホロスコープ」作成サービスを独自開発。

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