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【月と水星】月のアスペクトを読む②【月の欠損対応】

もくじ

月のアスペクトのうち、今回は「月と水星」について見ていきます。

多くの占星術家の方の本やブログをもとに一般的な解釈をまとめたうえで、「月の欠損」をふまえて新しい解釈を考えてみました。

月と水星のアスペクト

水星は知性・コミュニケーション・論理的思考・情報のやり取りなどを担います。

月と水星のアスペクトは一般的に、感情(月)と知性(水星)が結びつき、感受性・直感・コミュニケーション能力が強調されることが多いとされます。

しかし、月の欠損をふまえると、月は水星からエネルギーを奪うはたらきをします

知性や言語能力といった水星の力が不安などのマイナス感情に引きずられることで、冷静な判断が難しくなりがちです。

一方で、月光反転法を使うと、水星にポジティブなエネルギーを与えることができます

月の反転星座を意識することで心が安定するため、冷静で理性的にふるまい、純粋な知的能力を活かすことができるでしょう。

POINTここからは、当サイトが提案している「月光反転ホロスコープ」を使って説明します。初めてご覧いただく方はこちらをご覧ください🙏

月と水星のコンジャンクション/合(0度)

一般的な解釈

月と水星の合(コンジャンクション)は、感情(月)と知性(水星)が相乗効果を生み、強く連携します。

このアスペクトを持つ人は、感情を言語化するのがとても得意で、相手の気持ちを敏感に察知しながら、適切な言葉を選んで伝える力があります。知識の応用力もあり、日常業務に柔軟に対応できます。

一方で、感情と言葉が直結しているため、衝動的に言葉が出やすいかもしれません。ついついしゃべりすぎたり、自分の意見に偏った主張をしてしまったりするかもしれません。

月の欠損をふまえた解釈

月と水星のコンジャンクションは、月が水星から知性や思考力を奪いやすい配置です。

不安な感情に引きずられて考え方が主観的になりがち。言葉にネガティブな感情がでやすく、論理的な説明よりも感覚的な表現に偏ることがあるかもしれません。

ここで月光反転法を使い、月の反対星座を意識してみます。水星は反転月とオポジションの関係になります。

この対立関係は厳しいですが、知性と感情のバランスを取る努力を重ねることで、すばらしいアイデアや洞察を生み出せる可能性があります。

月と水星のオポジション(180度)

一般的な解釈

月と水星のオポジションは、感情(月)と思考(水星)が対立し葛藤しやすい配置です。

このアスペクトを持つ人は、感情的な反応と論理的な思考のバランスを取りづらく、大事な決断をするときに迷いやすくなります。

また、情報を過剰に集めてしまい、どれが重要かを見極められずに混乱することもあります。

感情的な言葉が飛び出しやすく、うそや失言で苦労することも。自分の言いたいことが伝わらず、相手を困らせる場面もあるでしょう。

月の欠損をふまえた解釈

月と水星のオポジションは、水星が月から最も遠くにあるため、知性や思考力が損なわれにくい配置です。

知性が感情に引きずられることが少なく、論理的で冷静な判断がしやすくなります。

これは、月光反転法によって月の反対星座を意識すれば、水星と反転月がコンジャンクションになるためです。

反転月が知性をサポートし、言葉やコミュニケーション能力にポジティブなエネルギーが加わります。知性を生かした活動で存分に力を発揮できます。

不安や焦りが思考を狂わせることが少なく、心が安定しているので説得力や信頼性のあるコミュニケーションができるでしょう。

月と水星のスクエア(90度)

一般的な解釈

月と水星のスクエアは、感情(月)と知性(水星)が葛藤しやすいアスペクトです。

感情が高ぶると、論理的な判断力が鈍ってしまい、衝動的な発言で損をしてしまうことがあります。

特に、日常のコミュニケーションで誤解を生みやすく、無意識のうちに人間関係のトラブルを起こすことも。感情と知性のバランスを取ることが課題です。

月の欠損をふまえた解釈

月と水星のスクエアは、欠損と知性がぶつかり合うアスペクトです。

月が水星の能力を邪魔するので、思考や会話のときに不安・混乱・焦りが生じやすくなります。マイナス感情がとっさに口から出てしまいトラブルに発展しやすくなります。

しかし、こうした失敗は月の欠損に気づくきっかけとなり、自分の悪い思考パターンを振り返るチャンスとなります。

月光反転法で月の反転星座を意識しても、スクエアの関係はそのまま変わりませんが、反転星座の視点からアプローチすることで、理性によって感情を上手にコントロールできるでしょう。

困難に向き合いながらも本質的な知性を磨くことができ、長期的には大きな成長が期待できるでしょう。

月と水星のトライン(120度)

一般的な解釈

月と水星のトラインは、感情(月)と思考(水星)が無理なく連携しあう配置です。

このアスペクトを持つ人は、言葉選びがうまく機転が利き、思いやりのある対応ができます。

また、相手の意図や感情を汲み取りながら自分の気持ちを柔軟に伝えることができるため、争いごとが起こりにくく、円滑なコミュニケーションが取れるでしょう。

自分ばかり主張したり批判的になることが少なく、常に相手の立場を考えて平和的に解決できます。

月の欠損をふまえた解釈

月と水星のトラインは、欠損と知性がスムーズに調和するアスペクトです。

コミュニケーションや知的活動によって失敗することは少ないですが、そのぶん欠損に気がつきにくいのが難点。

月のバイアスがかかり、知らず知らずのうちに思考パターンやコミュニケーションの悪い癖が定着し、後に引けなくなるかもしれません。

月光反転法で月の反転星座を意識すると、反転月と水星がセクスタイルの関係になります。

異なる性質を持ちながらも補完しあう関係によって、知性にポジティブなエネルギーが入り、コミュニケーションや知的活動の幅がさらに広がるでしょう。

月と水星のセクスタイル(60度)

一般的な解釈

月と水星のセクスタイルは、感情(月)と知性(水星)が補完的にはたらき、お互いのエネルギーを引き立てあう関係です。

このアスペクトを持つ人は、異なる意見や価値観を柔軟に受け入れ、多角的な視点で物事を捉えることができます。

コミュニケーションにおいても、相手に合わせて適切な言葉を選びとれるため、良好な人間関係を築くことができます。

また、知識を実生活に応用する能力にも優れているため、アイデアマンに見られることもあります。

月の欠損をふまえた解釈

月と水星のセクスタイルは、欠損と知性が調和しやすいアスペクトです。

コミュニケーションや知的活動によって失敗しづらいので欠損に気がつきにくいです。

無意識に思考が負の感情に引きずられてしまい、知性に限界がきてしまうかもしれません。

月光反転法を使うと、反転月と水星はトラインの関係になります。

心が安定すればポジティブな力が水星に加わるので、思考がクリアになり、どこまでも知的才能を発展させることができるでしょう。

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マドモアゼル・愛先生の月理論にもとづき「月の欠損」と「月光反転法」を中心に研究記事やサービスをお届けしています。

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