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【月の欠損とは】マドモアゼル愛先生の「月の教科書」の概要とその克服✨
もくじ
月の欠損って何?マドモアゼル愛先生の月理論の概要
「月の欠損」とは、月は幼い時の世界観をもとにした”嘘の自分像”であり、生まれた時の月星座は”欠損している能力”を表すという考え方。
占星術師・マドモアゼル愛先生が、著書「月の教科書」で提唱された理論です。
マドモアゼル愛先生の「月の教科書」
「月の欠損」理論の概要
- 月は嘘の自分像をもたらす
- 月の衝動は悪い結果を引き起こす
- 月星座は欠損している能力を表す
月は嘘の自分像をもたらす
月は、私たちが7歳までに作りあげた世界観です。
その世界観は、お母さんとの関係によって作られますが、幼稚で矛盾だらけです。
何も考えずに生きると、大人になってもその世界観を持ち続けます。受け身のまま成長できず、本当のやりがいは感じられません。
自分への捉え方も同じです。
月のイメージは仮に作られた自分像であり、”嘘の自分像”。なのに”本当の自分”だと勘違いしやすいのです。
ですが、月には自己実現や本当のやりがいにつながる能力はありません。
月の衝動は悪い結果を引き起こす
月がつくる”嘘の自分像”を追いかけると、ストレスを感じます。
月は、焦り・切迫感・義務感・脅迫感・つらさ・体調の悪さなどを感じさせます。
私たちは、その衝動をもとに行動を起こしてしまいます。
しかしその行動は、たいてい失敗に終わります。どうにもならない徒労感を残して。
月星座は欠損している能力を表す
私たちはみな「月星座」を持っています。これは、生まれた時の月の位置が何座にあったかで決まります。
月の欠損理論では月星座が表す能力「だけ」が欠損していると考えます。月並みにはできるのですが、本物の能力ではありません。
12星座別に月の欠損を簡単に紹介しますね。
月牡羊座
I am(アイアム)の欠損。
自我が弱く、大人しく見えます。カッとしやすいけれど、実際に怒ると自己嫌悪に陥ります。強烈な個性はなく、周囲に自分を印象づけることができません。強く自己主張ができないため、リーダーには不向きです。
月牡牛座
I have(アイハブ)の欠損。
お金などのあらゆる富が手に入りにくい人です。ものを愛でる感性がないので、実際にお金や物を手に入れても本当の喜びはありません。五感は敏感ですが本物ではなく、不快感に悩まされやすいです。暑い・臭い・きもい・まずいなどとすぐに口に出してしまうことも。
月双子座
I think(アイシンク)の欠損。
コミュニケーション・話す・書くことが苦手。会話の時に緊張しやすく、うまく話せない・間違う・思い出せない状況で、人一倍落ち込みやすい人です。教える立場・物書き・コミュニケーション能力が主となる仕事には不向き。
月蟹座
I feel(アイフィール)の欠損。
人の思いを感じることが難しく、無神経なことをしがちです。母親としての役割・家庭での振る舞いにストレスを感じやすい人です。自分を守る力もないため、安定した心のよりどころがなく恐怖心が強くなりがちです。
月獅子座
I will(アイウィル)の欠損。
熱い意欲がなく、自分が輝く未来を描けない人です。華やかさや威厳がなく、誰も言うことを聞いてくれません。目立つ立場に立ちたい思いはあっても、結局は人に譲るなどで全く目立たない状況になりがちです。
月乙女座
I analyze(アイアナライズ)の欠損。
身の回りを綺麗にしたり管理したりするのが苦手な人です。掃除や整理整頓の仕方がわからず傷付きます。仕事などで毎日決まった時間にきちんと業務をこなすことが辛く、ミスも起こしやすいです。
月天秤座
I balance(アイバランス)の欠損。
常に周囲とのバランスや距離感をうまく取ろうとしますが、苦手な人です。本音では1人が落ち着くし自分だけが得したいので、いざという時にワガママさが目立ちます。結婚生活にもストレスを感じがちです。
月蠍座
I desire(アイディザイアー)の欠損。
深い真理がわからない人です。他人の嘘や隠れた真実を見抜くことができず、騙されやすいです。深い情動や集中力がなく、1つのもの・1人だけを強く愛したり追求することができません。
月射手座
I understand(アイアンダスタンド)の欠損。
物事や他人の話が理解できない人です。人生や社会現象を深く理解し、発展させることができません。第一印象では性格がよく優秀な人に見えても、徐々にそうでないことがバレて職場などに居づらくなることも。
月山羊座
I use(アイユース)の欠損。
自分を役立てることができない人です。組織や社会的な場所で働くことが不向きで、無理をして体を壊してしまうことも。他人を使う力もないので、社長や組織のトップに立つと失敗しやすいです。
月水瓶座
I know(アイノウ)の欠損。
発見やひらめきといった天才性がない人です。自分の特殊性・天才性を世に知らしめたいという想いに駆られます。孤独が嫌なので、意味のない人間関係を形だけ続けようとすることも。
月魚座
I believe(アイビリーブ)の欠損。
神秘的なことがわからない人です。神秘的なものを追求しても、実際の問題に直面すると現実的に解決します。目に見えない何かに身を委ねることができず、予想外の幸運がありません。弱者にやさしくする感性はなく、本音では弱者が嫌いです。
マドモアゼル愛先生ご本人の解説は、「月の教科書」に書かれています✨(全300ページ。どの星座もかなり長文です)
これまでの月の定説との違い
これまでの占星術では、月はあまり悪く言われてきませんでした。むしろ逆で、本当の自分を表すということで、適職診断にも使われたケースも。
マドモアゼル愛先生の月理論は、これまでの月の定説を覆すものでした。
しかし、突拍子もなくおっしゃっているのではなく、古典の占星術のキーワードに沿った本質的な解釈です。
月のキーワードは「反射・吸収・死」。
月は太陽のエネルギーを奪い、反射し、吸収する。エネルギーを奪われると死に向かう。
マドモアゼル愛先生は、このキーワードの本当の意味に気づき、私たちに分かりやすい形で説明してくださっているのです。
月の欠損をもっと詳しく📕
月の欠損についてもっと詳しく知りたい方は、マドモアゼル愛先生の「月の教科書」をお読みください☺️
「月の教科書」では月の本質から詳しく語られていて、12星座別に欠損と対処法が解説されています。一度はお読みいただき、理解を深めるのがおすすめです。
(私はKindle版を持ち歩いています👜)
月の欠損はどう克服する?【3つの対処法】
では、月に囚われないためにはどうすればいいのでしょうか?
「月の教科書」によると、月の欠損を克服する方法は3つあります。
- 月を無視する
- 月の反転星座のようにふるまう
- 太陽を獲得する
当サイト独自の考えも交えながら、それぞれ解説しますね。
月を無視する
月は自分にはない能力。どんなに頑張っても、7歳までのクオリティにしかなりません。
だからこそ、「私には月星座の能力はないんだ」と諦める必要があります。
だれもが絶望してしまいますが、逆に「もうこれ以上頑張らなくていいんだ」と私たちを解放してくれる面もあります。
他の人に「できないから、代わりにやって」と甘えれば、相手も頼られて嬉しいですし。
月の能力は大したことない。その気づきは、私たちを悩みから解放し、新しい人生をスタートさせる一歩なのです。
【実践】月なしホロスコープを作る
「月の教科書」では、欠損である月を意識しないようにするため、ホロスコープから月を消すように薦めてられています。
これを「月なしホロスコープ」といいます。
「月なしホロスコープ」を日々眺めることで、欠損のない「あなたの可能性だけ」が潜在意識に伝わり、本来の能力が全開になるとのこと。
当サイトでは、この「月なしホロスコープ」を簡単にお作りいただけます。
月の反転星座のようにふるまう
月の衝動を感じた時、月星座の正反対の星座のように振る舞うことです。
これを「月光反転法」といいます。
月光反転法を使うと、月の力を反転させて、太陽の光に変えることができます。
例えば、月牡羊座の人が月光反転すると天秤座になります。
イライラしたときに、まずは「あなたはどう思うの?」と聞いてみると、客観的性が出て楽になります。
▶︎こちらのページであなたの月光反転後の星座が簡単に分かります!(無料)
【実践①】月星座反転ファッションを身につける
「月星座反転ファッション」は、月星座の正反対の星座をイメージしたファッションです。
このファッションは、月光反転法を簡単に実践できます。理解が難しい人も、まずは形から。
あなたの本来の魅力が出るのでとても似合いますし、運勢が良くなります。
例えば、月牡羊座の人は、反対の天秤座をイメージしたエレガントな服が似合います。
具体的なファッションは以下のページで紹介しています👚
【実践②】月光反転ホロスコープを作る
「月光反転法」は月の衝動を止める対処法であると説明しました。
しかし、それだけではもったいない!
もっとポジティブに使っていいんじゃないかと、私は考えています。
なぜなら、月光反転した性質は、努力しなくても出来てしまう能力でもあるからです。
太陽星座よりも完成度が高いこともあり、「どんどん使える可能性」です。この能力で成功することだってできます。
そこで当サイトは、月光反転法をホロスコープで表現した「月光反転ホロスコープ」を提案しています。
これは「月なしホロスコープ」の応用で、ホロスコープの月を180°反転させたものです。
月光反転ホロスコープも簡単にお作りいただけます。
太陽を獲得する
月の欠損を克服するもう一つの方法は、太陽を獲得することです。
太陽を獲得することは、太陽星座に関したことで「自己実現」することです。
「自己実現」とは、「偽りのない自分の姿で好きなことをして、それが社会貢献につながる状態」のこと。(by 心理学者マズロー)
例えば、太陽が牡羊座の人は、勇気をもって挑戦し続けること。自分を大切にすることで周りを元気づけることで社会貢献します。
でも、シンプルだけど、とっても大変でしんどい。女性や新月生まれの人は特に。
社会貢献には、他人のために「与える力」が必要だからです。一生懸命考えて、行動して、与えないといけない。
当サイトでは、いきなり太陽を掴みにいくことはオススメしません。
太陽がしんどい人はまず、月光反転を一生懸命やってください。
月光反転を意識することで、自然と太陽が使えるようになるからです。だからこそ、月光反転法をマスターすることが大切なのです。
👇こちらの記事で、原理から解説しています。
新月生まれ・満月生まれの月の欠損はどうなる?
新月生まれ(太陽と月が同じ星座)
月の欠損理論のなかでも解釈の難しい新月生まれ。
新月生まれは、結局その能力があるのかないのか分からない方も多いはず。
👇こちらの記事で、新月生まれが陥りやすい失敗パターンや対処法をお伝えしています。
満月生まれ(太陽と月がオポジション)
満月生まれは、月の欠損においてはあまり話題になりません。
それは、月光反転すれば自動的に太陽を使うことになるから単純、と思われるからでしょう。
しかし、むしろ満月生まれは月の影響を受けやすく、苦労されることもあるようです。
👇こちらの記事で、満月生まれにフォーカスして月の欠損の乗り越え方をお伝えしています。
読みものカテゴリー
管理人
マドモアゼル・愛先生の月理論にもとづき「月の欠損」と「月光反転法」を中心に研究記事やサービスをお届けしています。
特に、月光反転法をホロスコープに表した▶︎「月光反転ホロスコープ」作成サービスを独自開発。
経歴
お茶大卒 > 企画職 > プログラマー > 占星術に沼る > 占星術研究家&フリーター
占星術が面白すぎて道を踏み外したかもしれません(笑)。1人でも多くの方が本当の自分を生きるお手伝いができればと思います!