- 月の欠損
- 月の欠損の応用
月の欠損はハウスの方が影響大!?12ハウス別の対処法を紹介🏡
もくじ
当サイトでは、月の欠損とその克服の仕方について研究しています。
この記事では、月星座ではなく「月のハウス」に着目して月の欠損を考えてみます。
月の欠損とは
月は”嘘の自分像”であり、生まれた時の月星座は”欠損している能力”を表すという考え方。占星術師のマドモアゼル愛先生が提唱された理論です。
マドモアゼル愛先生の「月の教科書」
月の欠損とハウス
月はハウスであっても、欠損として表れます。
私たちはハウスのことで悩み苦しみます。
月星座よりも、ハウスの方が月の欠損を強く受けやすいほどです。
なぜハウスの方が月の影響を受けやすいのか、詳しく説明しますね。
そもそもハウスとは
まず前提として「ハウス」について簡単に説明します。
ハウスとは、生まれたときの地平線を基準にして、ホロスコープを12のエリアに区切ったものです。
星座(サイン)は牡羊座〜魚座までの12種類あるのと同じように、ハウスも1〜12ハウスまであります。
星座は自己イメージや精神的なものですが、ハウスは具体的で物質的なものです。
月の欠損はハウスにも表れる
それでは本題です。
月の欠損は、星座だけでなくハウスにも適用されます。
生まれた時の月がどのハウスにあったかによって、欠損がどこに表れるか決まります。
👇図の例では、9ハウスに月があります。(星座はみずがめ座)
欠損は悩みをもたらしますので、私たちは月のハウスについて悩み、苦しみます。
具体的には、次のようなことで悩んでいます。
(各ハウスの欠損は、後ほど詳しく解説します。)
1ハウス
自分の見た目・個性・仕草
2ハウス
お金・持ち物・価値あるもの
3ハウス
コミュニケーション・思考・兄弟姉妹・国内旅行
4ハウス
家・家族・家庭環境
5ハウス
楽しみ・創造性・恋愛・子ども
6ハウス
健康・日常の仕事・義務
7ハウス
人間関係・結婚・パートナーシップ
8ハウス
遺産・相続・血縁関係・親密な人との深いつながり
9ハウス
高等教育・海外旅行・哲学・宗教
10ハウス
キャリア・仕事・社会での地位
11ハウス
友達・グループ活動・未来の夢
12ハウス
秘密・隠れた場所・無意識の世界
星座とハウスを合わせると、12種類のテーマのうち2つも悩みがあることになります😰
月の星座とハウスが同じテーマの人もいるため、1つの人もいますが…(月が牡羊座・1ハウスにある人など)。
どちらにせよ、私たちは月ハウスのことばかり考えています。
月ハウスに関する不安・心配などを刺激され、防衛心から敵をつくり、煩悶して苦しみます。
ハウスの方が月の影響を受けやすい
最初に説明したとおり、星座とハウスは次のような違いがあります。
星座(サイン)= イメージや精神的なもの
ハウス = 目に見えて分かりやすい、現実的なもの
ハウスは具体的な対象があるぶん、すぐに目的を達成したいと思ってしまいます。
しかし、ハウスは本質ではないので、本来は達成する力がありません。
この世界では形あるものが全てだと多くの人が思っていますが、それは幻想なのです。
一方で、月は実態がなく、本当はないのにあると思わせる虚構の存在。
本当はその他にも生きる道があるのに、それが全てだと思ってしまいます。
つまり、月とハウスはとても相性が良い。本質ではないのに、重要だと思わせるという点が同じなのです。ハウスがダメなのではなく、月に捕まりやすい性質があるということです。
星座よりハウスの方が月の影響を受けやすく、1つのことばかりに囚われてエネルギーを失います。
ハウスの月の欠損を克服するには?
ハウスの月の欠損も、星座と同じように克服できます。
具体的には、次の2つの方法があります。
- 月を無視する
- 反対のハウスを使う
月を無視する
月のハウスの事柄は、頑張っても手に入れることができません。
運よくゲットしても、形だけの一時的なものに終わりがちです。
それどころか、月のハウスにこだわって行動することで、他のすべてを失います。
必ず失敗することに、エネルギーをすべて使い切ってしまうからです。
とても悔しいですが、「私には月ハウスのことには縁がないんだ」といったん諦めましょう。
だれもが絶望してしまいますが、その気づき自体が私たちを解放し、新しい一歩を踏み出すきっかけになります。
【実践】月なしホロスコープを作る
マドモアゼル愛先生の「月の教科書」では、月を無視するため、ホロスコープから月を消すように薦めてられています。
これを「月なしホロスコープ」といいます。
「月なしホロスコープ」を日々眺めることで、欠損のない「あなたの可能性だけ」が潜在意識に伝わり、本来の能力が全開になるとのこと。
ハウスからも月が消えてくれるので、月を無視しない生き方ができるようになります。
反対のハウスを使う
月の欠損を乗り越える方法として「月光反転法」があります。
「月光反転法」とは、月の衝動を感じたときに、月の正反対の星座のように振る舞うことです。
月光反転法を使うと、月の力を反転させて、太陽の光に変えることができます。
これは、月のハウスにも応用できます。月のあるハウスはストレートにはゲットできないけれど、反対のハウスのことなら大丈夫。
例えば、1ハウスに月がある人は、反対の7ハウスを意識しましょう。
自分の見た目ばかり気にしていた悩みをいったん置いて、他人のよさを素直に褒められるようになるかもしれません。
【実践】月光反転ホロスコープを作る
当サイトは、月光反転法をホロスコープで表現した「月光反転ホロスコープ」を提案しています。
これは先ほど紹介した「月なしホロスコープ」の応用で、ホロスコープの月を180°反転させたものです。
👇月光反転ホロスコープの例
もともと7ハウスに月がありましたが、月光反転ホロスコープでは1ハウスに反転した月「●」を表しています。
【12ハウス別】欠損と克服方法を紹介
では、実際に12ハウス別にどのような欠損があるか、そして対策は何かを紹介します。
(月が入っているハウスの番号が、あなたの月のハウスです。)
1ハウス
悩みや不安
外見・癖・身体の特徴ばかり気にしています。
お月さまのように丸い顔、愛嬌ある顔つきや仕草をするので、周囲からは「可愛い」と褒められますが、自分はダサくて嫌だと思っています。
いつも鏡を見ては、顔の形がおかしくないか腫れていないかなどと気にして、一喜一憂します。
自分の見た目がなかなか好きになれません。
心を安定させるには
結婚・協力関係・対人関係には希望を持てます。
自分のことを気にするのを一旦やめて、相手のことを考えるようにしましょう。
相手がどうしたら喜んでくれるか、Win-Winの関係になるように気配りする、良いパートナーを得るために出会いの場に行くなどは吉。
自分のことで悩み苦しむ時間も減って、良い人間関係が豊かな時間をもたらしてくれるはず。
2ハウス
悩みや不安
お金・収入・持ち物にばかり気を取られ、つねに不足感を感じています。
価値あるものを求めても、手に入れることができません。
お金や持ち物を他人と比べて、優位に立ちたくても叶いません。
ビジネスでのお金儲けは失敗しやすく、稼ぐ力がありません。たまたまうまく行っても、持続性はなし。
金銭感覚も子どもレベルなので、全くお金を使わないか、好きなものを買って散財してしまいます。上手くお金を循環させることができないのです。
心を安定させるには
お金を得て、将来安心したいという思いは捨てましょう。
その代わり、精神的な探究に力を入れてみてください。物質に恵まれないぶん、精神的な豊かさは得られます。
また、パートナーや大事な人と深い関係を持つのも吉。2人だけの約束や価値観の共有によって、心が安定していくはずです。
自分で稼ぐ力はなくとも、配偶者の収入や遺産にも縁があるかもしれません。
何かに守られ、委ねる意識を持ってみましょう。
3ハウス
悩みや不安
コミュニケーションや頭の良さ、兄弟姉妹、小旅行のいずれかについて、ずっと考えてしまいがちです。
- 人と会ったときに上手く話せるだろうか?
- 資格の勉強がちゃんと進むだろうか?
- 子どもに勉強を教えないといけない
- 兄弟姉妹に気を遣わないといけない
- 文章力を磨かないといけない
しかし、頑張っても上手く話せない、勉強が思うように進まない、子どもからは嫌がられる、兄弟姉妹からは大切にされない、文章は分かりづらいなどという結果に。
心を安定させるには
コミュニケーションや勉強、兄弟姉妹、小旅行について、一旦考えないようにしましょう。
その代わりに、もっともっと遠くに視点を移してみてください。
- 高尚な学問、哲学を研究する
- 雑学やマニアックな知識を深める
- 遠方の人との関係を深める
- 海外旅行や海外生活をする
身近なことで落ち込むのではなく、もっと深く追求してプロフェッショナルになりましょう。
そうすれば自信がついて心も安定するはずです。
4ハウス
悩みや不安
家のことや生い立ち、家族、居場所のいずれかについて、ずっと考えてしまいがちです。
- 家のガスや電気を消し忘れてないか?
- 実家に帰らないと両親に悪いな…
- 昔の良くないことばかり思い出して虚しい
しかしそれは、本当に家や家族を愛する気持ちからではなく、ただなんとなく感じる引力に逆らえないだけです。
家にいても心が落ち着くことはなく、居場所感がありません。家族には軽く扱われてしまいがちで、家がストレスの元凶となります。
心を安定させるには
一人暮らしの人は、めったに実家に帰らなくて大丈夫。実家暮らしの人は、一人暮らしを始めましょう。配偶者や子どもがいる人は、仕事を遅くまで頑張ってから帰りましょう。
仕事ができる人ですし、社会的責任をしっかり果たせます。
ビジネスや独立起業、大きな会社での出世を目指すのも吉。
そうすることで、家の外で居場所をつくることができて心が安定します。ストレスをかかえず、しっかり稼いでくれる方が家族も喜んでくれるはず。
5ハウス
悩みや不安
遊びや青春、恋愛、楽しいこと、自己表現、創造性、子どもについて、つねに手応えを得ようとします。
その背景には、自分を輝かせたい、立派でいたいといった自己イメージのこだわりがあります。
しかし、スポーツやゲームなどをまったく楽しめず、青春がなかったという人も多いのではないでしょうか。
恋愛は楽しくなくて、子どものことも可愛いと思えません。(意外とモテることもありますが)
喜びを表現した芸術、遊び心のあるアートを生み出す創造性はありません。
心を安定させるには
素晴らしい自分、能力があってすごい自分というイメージを一旦忘れましょう。
その代わりに、サークルやコミュニティなどを通して、価値観が同じ人と交流してみましょう。
能力や権力の上下や利害のない、横のつながりを大切にします。
そのなかで、明るい未来を語ったり、それに向かって活動するなかで、あなたは信頼される人物として評価されるはず。
そうなれば、すごい自分にこだわらなくても心が安定するでしょう。
6ハウス
悩みや不安
健康や病気、日々の仕事、義務、片付けについて悩みます。
身体が弱いため、健康について関心があります。サプリメントなどの健康食品や健康法を調べてはあらゆることを試しますが、健康になることはありません。
仕事のことは気がかりでストレスを感じてしまいます。それでいて責務を果たし信頼されることはあまりありません。
(可愛がられることはあります。)
モノの管理も苦手で、片付けも上手くできない傾向にあります。
心を安定させるには
いっそのこと、健康になることを忘れましょう。健康法を調べるのをやめて、しんどいときは休んでいいのです。
仕事や義務で頭いっぱいにして自分をいじめず、たまには無責任になって現実逃避しましょう。
1人の世界でゆっくりできる時間はあった方がいいです。自分を労り、心落ち着ける環境を整えてみてください。
仕事中は「できないから助けて」と勇気を出して言ってみてください。職場で愛されるあなたには、きっと誰かが優しく手を差し伸べてくれるはず。
7ハウス
悩みや不安
結婚相手や協力関係、契約のことばかり考えてしまいますが、うまくいきません。
無意識にワガママな言動が出てしまい、相手を困らせることがあるためです。
もしくは、家事の役割分担や利害がかかわる場面で、表面的なバランス感覚で進めようとします。自分は平等だと思っても、本質的ではありません。
その結果、配偶者や協力相手との間に、認識不足や不満がたまってしまいます。
心を安定させるには
相手のことや利害関係について、気にするのをいったんやめましょう。
相手と折り合いをつけるべき時は、「私はこれをしておくから」「私はこうしたい」と先にハッキリと自分の主張をしてみましょう。その後バランスを取るのは相手に任せます。
また、自分の力だけで生きていく強さもあります。身体を鍛えたり、技術力を磨いたりすることで、自信を持つことができるはず。
8ハウス
悩みや不安
パートナーや親密な人との間に、深い愛や心の繋がりを持てません。
2人だけの重大な秘密や約束によって、徐々に関係性が深まっていく感覚が得られず、相手に虚しい思いをさせます。
セックスでも、心が繋がり愛が深まっていく感覚がなく、雑誌やネットで見た「こうあるべき」という表面的な知識にとらわれがち。
遺産や相続、継承事業、配偶者の収入も期待できません。
心を安定させるには
心の虚しさを消すために行動したり、遺産・配偶者の収入を当てにするのはやめましょう。
心が通じ合わなくても、五感や物質的な豊かさについての価値観を共有し、2人で思い出を作ることはできます。セックスも感覚でOK。
他人の収入ではなく、自分の稼ぐ力を信じましょう。良い仕事を見つけたり、ビジネスも成功の可能性があります。
割り切ることで、パートナーとの関係もお金も心も安定するでしょう。
9ハウス
悩みや不安
高度の学問・哲学・宗教などを深く学びたいと思いますが、極められません。
「なぜ」を深めていった先に学問の奥義があるのですが、「なぜ」を理解するのが難しいからです。断片的な知識ばかりで、中途半端で終わりがち。
精神性の高い考え方ができず、形だけのスピリチュアルに引っかかりやすくなります。パワースポットを巡るだけで何も変わらないことも。
また、海外旅行を1人で行くと失敗しやすい運を持っています。信頼できる誰かと一緒に行くのが吉。
心を安定させるには
何事も深く極めるのを諦めましょう。
その代わり、幅広い知識を集めてアウトプットするように心がけてください。
少しの情報であっても、面白く分かりやすく伝えることができます。コミュニケーション・頭の回転の速さ・文章力があるので、教える職業やSNS、YouTubeなどで活躍できそう。
また、兄弟姉妹や身近な人の繋がりを大切にすると、良い情報が得られるかもしれません。
10ハウス
悩みや不安
立派なキャリア・社会的な地位・独立ビジネスなどに憧れるものの失敗しやすい人です。
6ハウスの日常の作業的な仕事であればこなせるものの、大きなビジネスになると難しいのです。
立派なキャリアに憧れますが、実際に管理職などを任されても自信がありません。堅くて大きな会社での成功は得られにくいでしょう。
表面だけ社長のような雰囲気を演じることはあっても、効率的に人を使って運営していく能力はありません。
一時的にうまくいったとしても、社会的成功を維持できず、失敗を認めることができずに全てを失うかもしれません。
心を安定させるには
立派なキャリアをいったん諦めて、家庭や家を整えてみましょう。
ご飯を美味しく作ったり、家事を丁寧にしたり、家族との時間を多くとってみましょう。過ごしやすい部屋づくりをするのもおすすめ。
家という基盤が安定すると、心に余裕が出ますし、家族からも応援してもらえるかも。そうすれば仕事も力を抜いて取り組めるはずです。
また、社会的地位はなくとも、庶民的・女性的な感覚を活かした商売センスはあります。起業するなら小規模で、安くて身近なものが良いでしょう。
11ハウス
悩みや不安
サークル・グループ活動など、同じ価値観の人との交流が苦手です。
グループを作って勉強会をしたり、コミュニティ運営をするなど、意欲は高いのですが本質的な活動になりません。
活動内容は真面目なものと見せかけて、結局集まってご飯を食べるだけといった形になりがち。
熱心にやっても、メンバーからは重要視されにくく、立場はあまりよくないかもしれません。
自分より後に入った人の方が信頼されることもあり、自分の存在が虚しくなってしまうことも。
心を安定させるには
グループやコミュニティの中で、自分の存在価値を試すのはやめましょう。
グループを作らなくても、自分だけで人生を楽しむことができます。
遊び・恋愛・子どもとの時間・芸術などを通して、素敵な時間を過ごしてみてください。
そうすれば、自分の心も安定しますし、あなたの魅力や楽しさが周囲に伝わって、人が集まってくるはずです。
12ハウス
悩みや不安
どこかに隠れたい・逃げたいという衝動がありますが、逃げても心が癒されません。
対人関係に疲れやすく、恋人・配偶者・親しい友達にも本当の自分を見せることができません。
自分が表現する優しさ・人格などは偽りで、誰かがいると自分は嘘をついている気がします。
その苦しさから、社会から隠れたい・逃げたいと思いますが、逃げたとしても自分が犯罪者のようで、心から楽しむことができません。
現実逃避をし、自己憐憫に陥ると問題が生じます。
心を安定させるには
自分に言い訳をしたり、自己憐憫にかられたときは、目の前の生活や仕事を淡々とこなしてみましょう。
人格などの形のないことは、嘘か本当か分かりにくく不安ですが、実際にした仕事や家事などは嘘をつきません。
現実を積み上げることに集中すれば、次第に心が安定していくはずです。
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管理人
マドモアゼル・愛先生の月理論にもとづき「月の欠損」と「月光反転法」を中心に研究記事やサービスをお届けしています。
特に、月光反転法をホロスコープに表した▶︎「月光反転ホロスコープ」作成サービスを独自開発。
経歴
お茶大卒 > 企画職 > プログラマー > 占星術に沼る > 占星術研究家&フリーター
占星術が面白すぎて道を踏み外したかもしれません(笑)。1人でも多くの方が本当の自分を生きるお手伝いができればと思います!