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月なしホロスコープならぬ「月光反転ホロスコープ」を作ってみたら【見えてきた新しい世界✨】
もくじ
月光反転法をホロスコープで表現してみた
月光反転ホロスコープ。
これは、通常のホロスコープのうち、月のみを反転させたホロスコープのことです。私がいま勝手につけました笑
マドモアゼル愛先生の月理論における「月光反転法」をホロスコープで表現したものです。
月がある通常のホロスコープ(左)に対して、月光反転ホロスコープ(右)は以下のようになります。(多分坂本龍馬さんです)
POINT反転した月のマークは、とりあえず「●:黒マル」にしています。
月光反転ホロスコープを作ると、月ありホロスコープとは全体の印象がまったく違って見えてきます。
私自身がこのホロスコープを作ってみて色々な発見があったので、シェアしたいと思います。
作り方も解説しているので、よかったら作ってみてくださいね。
POINT月光反転法とは、月のサインを180°反転させた正反対の性質を意識することです。月の悪い影響に呑まれそうになったときに使うとよい力と言われています。
月光反転ホロスコープから得た3つの発見✨
月光反転ホロスコープを作ってみたところ、おもに3つの発見がありました。
- 月光反転した性質を強く意識できる
- アスペクトが反転し、ホロスコープ全体の印象が変わる
- 天体をより正しくグループ分けできる
月光反転した性質を強く意識できる
月光反転した性質は本来持っているものですが、月の悪い影響下では意識しづらくなってしまいます。
しかし、月光反転した性質は、太陽以上に完成度が高い場合もあり、この力で成功している人もいるほどです。積極的に使っていきたい…!
ということで、ホロスコープの中に「●」を描いて、月の反転位置を表現してみました。
すると、反転星座・ハウスが潜在意識に刷り込まれるような感覚が確かにありました。
月光反転ホロスコープは、潜在意識に自分の本来の力を認識させ、道を拓く手助けになると思います。
アスペクトが反転し、ホロスコープ全体の印象が変わる
月ありホロスコープで、月と他の天体がなんらかのアスペクト(角度関係)を持つ場合、
月光反転ホロスコープでは、その角度関係が反転します。
例えば、もともと月と太陽が0°の場合、月光反転すると月と太陽は180°の関係になります。
そのため月と天体同士の関係がこれまでと違って見えてきます。
他のアスペクトも同じように考えることができます。
アスペクト(角度関係)の対応表
月ありホロスコープの アスペクト | 月光反転ホロスコープの アスペクト |
---|---|
0° | 180° |
30° | 150° |
60° | 120° |
90° | 90° |
120° | 60° |
150° | 30° |
180° | 0° |
計算式はおそらく「180° - (元のアスペクト)」となりそうです。
次に、ちょっと複雑な例を見てみましょう。
例えばこちらのホロスコープ。
月ありホロスコープには、特徴的な図形がいくつかあります。
そのうち、ミスティックレクタングル(長方形)とカイト(凧形)らしきものには月が含まれています。
しかし、月光反転したホロスコープではそれらは消え去り、調停(細い三角形)2つ、グランドトライン(大三角形)2つに分かれました。
ホロスコープ全体では、水瓶座あたりに天体が集まり、水星のアスペクトが際立って見えるようになりました。
このように、月光反転ホロスコープを作ると、他の天体とのアスペクトが変わり、ホロスコープ全体の印象がガラッと変わることがあります。
天体をより正しくグループ分けできる
ホロスコープから自分の傾向を調べるため、天体をグループ分けすることがあります。
月を反転させることで、そのグループ分けが変わり、自分の傾向がより正確にわかります。
例えば、先ほどのホロスコープを「火地風水」のエレメントにグループ分けしてみます。
エレメント | 天体の個数 (月ありホロスコープ) | 天体の個数 (月光反転ホロスコープ) |
---|---|---|
火 | 3(月・土星・冥王星) | 2(土星・冥王星) |
地 | 3(水星・火星・海王星) | 3(水星・火星・海王星) |
風 | 3(太陽・木星・天王星) | 4(太陽・反転月・木星・天王星) |
水 | 1(金星) | 1(金星) |
月ありホロスコープでは「火」「地」「風」が同数でしたが、月光反転すると「風」のエレメントがかなり多く見えます。
「風」エレメントに太陽も反転月も入っているし、この人は風の傾向が強く出るんだなと考えられます。
このように、月という1個の天体を反転させただけで、より正しく傾向を調べることができます。
月光反転ホロスコープの作り方
※2024/3/26 追記
月光反転ホロスコープが簡単に作れるようになりました!
より原理を理解したい方は▶︎従来の方法で作ってみてくださいね。
では、月光反転ホロスコープはどうやって作るのでしょうか?
月を反対にするだけなので単純だと思いますが、
無料のホロスコープ作成サイトでは作れなさそうなので、おそらく手動で作らなければなりません。
ちょっと面倒ですが、もし作ってみたい方がいらっしゃいましたら、【こちらのページ(月光反転ホロスコープの作り方)】をご覧いただけたら幸いです。
POINT簡単な計算プログラムとワークシートを用意しています!(無料)
【活用例】月光反転ホロスコープで新月・満月の理解が深まった!
月光反転ホロスコープを作ってみると、すでに知っていたことへの理解が深まることがあります。
例えば新月と満月についてです。
新月生まれはシンドイ
新月生まれは、太陽と月が同じ星座にある人のことです。
月の欠損理論では、大変苦しい配置とされています。
(欠損なのに獲得しないといけない性質という矛盾があり、やっと達成しかけたところで撃沈する運命を繰り返しがちとのこと。。)
そんな新月生まれの人の、月光反転ホロスコープのモデルを作ってみます。
月ありホロスコープでは太陽と月が近くにありましたが、月光反転後は太陽と反転月が正反対になっています。
そうすると、獲得すべき性質(太陽)とすでに身についている性質(反転月)が対立しているため、一番遠いところから太陽を掴みにいかなければならない。
だから大変なんだ!と一目で分かります。
新月生まれの人が太陽を掴むためには、すでに身についている性質(反転月)をいったん認識したうえで、反対側の立場から遠い太陽に向かっていくというイメージでしょうか。
または、相容れない2つの要素を、最終的に自身のなかで統合できる人、という偉業を成し遂げる使命があるということでしょうか。
戦争と平和(牡羊と天秤)、秩序と混沌(乙女と魚)など、この世では2項対立で考えることが多いですが、
本当は対立・分離なんてない、世界は1つだったんだ!なんてことを教えてくれるのでしょうか。新月生まれの方はすごいです。
逆に満月生まれだとスムーズ?
同様に、満月生まれ(太陽と月が反対にある人)についても分かりやすくなります。
出生時に両親の仲が良くないと言われる配置ですが、ホロスコープはこんな感じです。
月ありホロスコープでは太陽と月が正反対にありますが、月光反転ホロスコープでは太陽と反転月が同じ星座にあります。
つまり、獲得すべき性質とすでに身についている性質が同じなので、スムーズに能力を磨いていけそう!と腑に落ちます。
この配置の人は、家庭よりも仕事を優先したほうがいい、と言われるゆえんはここにあるんですかね。
このように月の反転を視覚的に表現すると、すでに知っていたことの理解も深まることがあります。
月光反転ホロスコープへの想い
出発点は「月なしホロスコープ」
月光反転ホロスコープを作ってみようと思った動機は「月なしホロスコープ」と同じです。
マドモアゼル愛先生の「月の教科書」では、欠損である月を意識しないようにするため、
月を完全に消した「月なしホロスコープ」を作るよう薦められています。
なぜならそれは、
前向きで邪魔されることのない、その人の生まれつきの可能性を暗示している
ためです。
「月なしホロスコープ」を見つめるだけで、可能性だけが潜在意識に伝わり、本来の能力が全開になると書かれています。
月光反転をもっと意識的に活用したい
一方で、「月の教科書」では「月光反転法」についても書かれています。
月光反転法は、月の衝動に動かされるのを感じたとき、その月星座のように振る舞うことをやめて、正反対の星座のように振る舞うことで、月の力を反転させ、太陽の光にすることができるという方法です。
月を180°反転した星座は、その人がすでに身につけている性質であり、意識すれば発揮できる力。
その力で成功したり、人生が好転している方もいらっしゃるほど、この力はかなり強くあらわれます。
また、最近生まれてくる子供たちは生まれながらに反転しているのではないかと思うほど、反転した性質が強く出ており月にとらわれていないケースが増えているように思います。
私は97年生まれで、新しい世代と言えるほど若くないですが、周りの友達を見ていると、反転星座が強くあらわれる人が割といる気がします。
2000年以降の生まれの人はより一層、月のことで悩まずに反転星座をバンバン出しているように見えます。
月のサインの事柄は全くできなくても、反転月の性質はむしろ強く出ていて、第二の太陽ごとく意識的に使える力。
そう考えると、今後は月をないものとして扱うよりも、反転した状態を正として占っていくように、
月の読み方自体が変わるんじゃないか?なんて思ってしまいます。
月が自分であるという幻想から「ないものねだり」「手が届かないものへの憧れ」くらいの存在になりそう。
そうしたことも踏まえ、今から反転した状態の月をもっと意識的に活用する。そのためのホロスコープを作成するという考えもあっていいかと思います。
まとめと今後の展望
月を反転させたホロスコープを作ると、新たな気づきが生まれたり、すでに知っていることへの理解が深まります。なにより、月なしホロスコープ同様、自分の可能性だけが意識化できます。
そして今後は、月は欠損ではなくて、反転した状態で占っていく時代が来るのかもしれません。
ただ、「月光反転ホロスコープ」がパパっと作成できるサイトはまだなさそうなので、手動で作る必要がありそうです。
(そんなサイトがあれば教えてください。。)
手動で作成する方法は、こちらのページで紹介しているので、よかったらご覧くださいね。
(一応元プログラマーなので自分でホロスコープ計算サイト作ってみたいという夢はあります。。計算方法とか理解できてないので、時間かかりそうですが。。)
→(2024/3/26 追記) 叶いました!ぜひ使ってください!
(それと、月光反転ホロスコープを身近に意識するため、待ち受け画面とステッカーを作りたいです。)
→(2024.4.22 追記) アイテム化が実現しています!もしよければご利用ください^^
以上です!ここまでお読みいただきありがとうございました!
読みものカテゴリー
管理人
マドモアゼル・愛先生の月理論にもとづき「月の欠損」と「月光反転法」を中心に研究記事やサービスをお届けしています。
特に、月光反転法をホロスコープに表した▶︎「月光反転ホロスコープ」作成サービスを独自開発。
経歴
お茶大卒 > 企画職 > プログラマー > 占星術に沼る > 占星術研究家&フリーター
占星術が面白すぎて道を踏み外したかもしれません(笑)。1人でも多くの方が本当の自分を生きるお手伝いができればと思います!