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【ネイタル月×トランジット金星】月のトランジットを読む④【月の欠損対応】

もくじ

ネイタル月に対するトランジットのうち、今回は「ネイタル月×トランジット金星(N月×T金星)」について見ていきます。

多くの占星術家の方の本やブログをもとに一般的な解釈をまとめたうえで、「月の欠損」をふまえて新しい解釈を考えてみました。

ネイタル月×トランジット金星はどんな時期?

金星は愛情・美や楽しみの追求・他者との調和などを担います。

トランジットの金星がネイタルの月とアスペクトを作るときは、感情(月)に愛情(金星)が強く結びつきやすいです。

一般的には

  • 合のときは金星の力がアップする
  • オポジションやスクエアのときは金星のことでトラブルが起こる

と解釈されています。

しかし「月の欠損」をふまえると、

月は金星からエネルギーを奪うため、合やスクエアのときは金星の力がうまく発揮できなくなると考えられます。

一方、月光反転法によって月を180度させると、ポジティブなエネルギーを金星に与えることができます。

オポジションのときは金星の本当の力が出せるでしょう。

ネイタル月とトランジット金星のコンジャンクション/合(0度)

一般的な解釈

ネイタル月とトランジットの金星が合(コンジャンクション)のときは、感情的な充足感が得られるときです。

メンタルが安定して、落ち着いた気分で過ごすことができるはず。

家庭やプライベートでは愛情を感じやすくなり、家族や友人との交流はスムーズでしょう。

芸術や美への関心が高まり、趣味やクリエイティブな活動に取り組むにはよい時期です。

異性からの興味や愛情をキャッチしやすく、自己肯定感が高まるときでもあります。女性的な魅力がアップし、異性との関係が発展しやすいでしょう。

月の欠損をふまえた解釈

ネイタル月とトランジット金星のコンジャンクションは、月が金星の力を奪いやすいアスペクトです。

愛情や喜びの感覚が鈍くなり、普段は楽しめることでも、なぜか満足感が得られなかったり愛情表現が的外れになりがち。

愛されているはずなのに、愛されている実感が持てない、というような不安が募るかもしれません。

これは、月光反転法をつかったときに反転月と金星がオポジションになるからです。

本当の自分と愛の感性が対立しているので、愛情表現が不発に終わったり、美的な感性や生活のうるおいを実感しにくいのです。

この時期に出会う人には注意が必要。関係を続けるかどうかは別のタイミングがいいかもしれません。

贅沢品の買いすぎ、無駄遣いにも注意しましょう。

ネイタル月とトランジット金星のオポジション(180度)

一般的な解釈

ネイタル月とトランジット金星のオポジションは、特に恋愛において情緒不安定になりやすいときです。

他者に愛情や関心を求める一方で、相手の期待や要求に応えようとするあまり、自分の気持ちが満たされにくいかもしれません。

嫉妬や独占欲が高まり、恋愛でトラブルや誤解が生じやすいでしょう。

家庭や身近な人との関係でも、ささいなことで衝突が起きやすいでしょう。

ストレスから物欲が高まり、浪費や衝動的な買い物に走りやすくなることもあります。

月の欠損をふまえた解釈

ネイタル月とトランジット金星のオポジションは、金星が月から最も遠くにあるため、金星の力が失われにくいアスペクトです。

月の不安や焦りに左右されず、美しさや楽しさ、愛情のエネルギーをフルに活用することが可能です。

もしかすると、一時的に苦しい感情が出てくることがあるかもしれませんが、それは新しい気づきや人間関係の見直しに繋がるでしょう。

これは、月光反転法をつかったときに反転月と金星がコンジャンクションになるからです。

この時期は、月光反転法を実践する絶好のタイミング。

反転月を意識することで心の安定感が増し、自分らしい愛情表現や喜びを引き出すことができます。

ふだん自己嫌悪で苦しんでいる人はこの時がチャンス。自分を大切にすることで、他者にも良い影響を与えられるはずです。

ネイタル月とトランジット金星のスクエア(90度)

一般的な解釈

ネイタル月とトランジット金星のスクエアも、情緒が不安定になりやすい時期です。

劣等感や不安が強まりやすく、他者から慰めや共感を求めがち。

もし相手からの反応が期待通りでなかった場合、不満や失望を感じやすくなります。

衝動的な買い物や浪費に走りがちなので、金銭面でも注意が必要です。

対人関係においては、些細なことで感情的なトラブルや誤解が起きやすいため、慎重に対応しましょう。

月の欠損をふまえた解釈

ネイタル月とトランジット金星のスクエアは、欠損と愛情がぶつかり合うアスペクトです。

恋愛や対人関係において、期待通りにいかないことが多く、ストレスを感じやすいときです。愛情表現がぎこちなくなり、不安や焦りが募るでしょう。

なんとなくリラックスできず、生活のなかで満足感が得られにくいかもしれません。

ちなみに、月光反転法を使ったとしても反転月と金星がスクエアのままです。

コンジャンクションのときと同じく、本当の自分と美の感性がかみあわず、愛情・娯楽・芸術・人間関係で今ひとつうまくいきません。

月の不安に惑わされることなく、自分の内面を深く見つめるようにしましょう。

不安から救われるためにしつこく相手を試したり、高価な化粧品などを買ったりしないようにしましょう。

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みど

マドモアゼル・愛先生の月理論にもとづき「月の欠損」と「月光反転法」を中心に研究記事やサービスをお届けしています。

特に、月光反転法をホロスコープに表した▶︎「月光反転ホロスコープ」作成サービスを独自開発。

経歴

お茶大卒 > 企画職 > プログラマー > 占星術に沼る > 占星術研究家&フリーター


占星術が面白すぎて道を踏み外したかもしれません(笑)。1人でも多くの方が本当の自分を生きるお手伝いができればと思います!

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