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【ネイタル月×トランジット水星】月のトランジットを読む③【月の欠損対応】

もくじ

ネイタル月に対するトランジットのうち、今回は「ネイタル月×トランジット水星(N月×T水星)」について見ていきます。

多くの占星術家の方の本やブログをもとに一般的な解釈をまとめたうえで、「月の欠損」をふまえて新しい解釈を考えてみました。

ネイタル月×トランジット水星はどんな時期?

水星は知性・コミュニケーション・論理的思考・情報のやり取りなどを担います。

トランジットの水星がネイタルの月とアスペクトを作るときは、感情(月)に知性(水星)が強く結びつきやすいです。

一般的には

  • 合のときは、コミュニケーション能力が豊かになり好奇心がアップする
  • オポジションやスクエアのときは、コミュニケーションや情報に関して問題が起こりやすい

と解釈されていますが、「月の欠損」をふまえると逆の解釈ができます。

月は水星からエネルギーを奪いますが、

月光反転法によって月を180度させると、ポジティブなエネルギーを水星に与えることができます。

そのためこの記事では、

  • 合やスクエアのときは、月による不安によって知性がうまく発揮できなくなる
  • オポジションのときは、月のバイアスが少ないので知性に関して良い出来事が起こりやすい

という視点で水星のトランジットを解説していきます。

ネイタル月とトランジット水星のコンジャンクション/合(0度)

一般的な解釈

ネイタル月とトランジットの水星が合(コンジャンクション)のときは、知的な関心が高まります。

日常的な会話や情報収集に意欲的になり、ネットサーフィンや読書、他者との会話から新しい知識やアイデアを得られるでしょう。

些細な話題や無駄話にも興味を持ちやすく、誰かと一緒にいることで安心できるかもしれません。

好奇心が旺盛になるため、いつもとは違う行動をしたり、普段行かない場所に出かけたりすることが増えそうです。

月の欠損をふまえた解釈

ネイタル月とトランジット水星のコンジャンクションは、月が水星から知性を奪いやすいアスペクトです。

感情的な焦りや迷いが強くなり、冷静な思考ができなくなる可能性が高いです。

コミュニケーションのときに感情に引っ張られやすく、他人の意見や言葉を誤解してしまいがち。不安や劣等感があるため、なかなか言葉通りに正しく受け取ることができなくなってしまうのです。

この苦しさは、月光反転法をつかったときに反転月と水星がオポジションになるからでもあります。

本当の自分と知性がかみ合わないので、コミュニケーションで失敗してしまったり、移動や通信関係でトラブルにも見舞われるかもしれません。

この時期はあまり積極的には話さず、発言する前にひと呼吸置くように意識してみましょう。

ネイタル月とトランジット水星のオポジション(180度)

一般的な解釈

ネイタル月とトランジット水星のオポジションは、コミュニケーションで問題が生じやすいときです。

他人の機嫌を損ねる言動や無神経な発言が増え、他者からの反発を招くことがあります。

知識や情報が増えることで混乱し、急いで判断を下してしまうことがあり、よくない結果に繋がりやすいでしょう。

他人の意見に影響されやすく、自分の意見を曲げることが多くなり、自己不信に陥ることがあります。

旅行や外出の計画も思い通りに進まず、ストレスを感じやすい時期です。感情的になりやすいため、冷静な判断を心がけ、慎重に行動することが重要です。

月の欠損をふまえた解釈

ネイタル月とトランジット水星のオポジションは、水星が月から最も遠くにあるため、知性が損なわれにくいアスペクトです。

感情的にならず、冷静な判断ができるときです。

理性的な思考力やコミュニケーション能力が冴えていて、スムーズに対話が進められるでしょう。

なかにはコミュニケーション・移動・通信に関するトラブルが起こる人もいるかもしれませんが、

この出来事によって新しい気づきを得たり、自分なりの伝え方を習得できたり、長期的な人間関係の改善につながる可能性があります。

これは、月光反転法をつかったときに反転月と水星がコンジャンクションになるからです。

月のバイアスがかかったまま水星を使っていると、月と水星のオポジションによってトラブルが生じます。

しかしそのトラブルに対処するなかで、反転月へ意識転換すれば、コミュニケーション能力が一歩成長するでしょう。

月に邪魔されずに知性を発揮できるこのトランジットをぜひ生かしてみてください。

ネイタル月とトランジット水星のスクエア(90度)

一般的な解釈

ネイタル月とトランジット水星のスクエアは、コミュニケーションにおける課題が浮き彫りになります。

自分の知識や勉強不足を痛感しやすく、それが劣等感や自信喪失の原因になることが多いです。

他人の意見に振り回され、自分の考えを固めることができず、決断力が低下する傾向もあります。

この時期は余計なおしゃべりや失言が増えることがあり、口が滑って問題を引き起こす可能性が高まります。特に、ストレスや不安から無意識に話し過ぎてしまい、後で後悔することが多くなります。

情報を集めすぎるあまり、集中力が散漫になり、本当に必要な情報を見極めるのが難しくなるため、情報の取り扱いには慎重になることが求められます。

月の欠損をふまえた解釈

ネイタル月とトランジット水星のスクエアは、欠損と知性がぶつかり合うアスペクトです。

月は感情をかき乱し、水星の冷静な判断力や論理的思考力を抑えます。

不安や焦りから誤解が起きやすく、コミュニケーションのトラブルが増えるため、言葉選びに注意が必要です。

ちなみに、月光反転法を使ったとしても反転月と水星がスクエアのままです。

コンジャンクションのときと同じく、本当の自分と知性がギクシャクしてしまい、コミュニケーション・移動・通信関係であまり良い結果になりません。

意識的に冷静さを保ち、相手の言葉に対する感情的な反応を抑えることで、新たな理解や学びの機会が得られるでしょう。

自己成長のための試練として捉え、冷静な対話と内省を通じて自分の考えを整理することが大切です。

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管理人

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みど

マドモアゼル・愛先生の月理論にもとづき「月の欠損」と「月光反転法」を中心に研究記事やサービスをお届けしています。

特に、月光反転法をホロスコープに表した▶︎「月光反転ホロスコープ」作成サービスを独自開発。

経歴

お茶大卒 > 企画職 > プログラマー > 占星術に沼る > 占星術研究家&フリーター


占星術が面白すぎて道を踏み外したかもしれません(笑)。1人でも多くの方が本当の自分を生きるお手伝いができればと思います!

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