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【ネイタル月×トランジット天王星】月のトランジットを読む⑧【月の欠損対応】

もくじ

ネイタル月に対するトランジットのうち、今回は「ネイタル月×トランジット天王星(N月×T天王星)」について見ていきます。

多くの占星術家の方の本やブログをもとに一般的な解釈をまとめたうえで、「月の欠損」をふまえて新しい解釈を考えてみました。

ネイタル月×トランジット天王星はどんな時期?

天王星は変革・独創性・天才性・独立心などを担います。

トランジットの天王星がネイタルの月とアスペクトをとるときは、感情(月)に独創性(天王星)が強く結びつきやすいです。

一般的には

  • 合のときは自己主張が強くなりやすい
  • オポジションやスクエアのときは、自己主張によって周囲と摩擦を起こしやすい

と解釈されていますが、「月の欠損」をふまえると逆の捉え方ができます。

月の欠損では、月は天王星からエネルギーを奪いますが、

月光反転法によって月を180度させると、ポジティブなエネルギーを天王星に与えることができます。

そのため実際は、

  • 合やスクエアのときは、月による不安から自己主張をしすぎてトラブルになる
  • オポジションのときは、月のバイアスが少ないので自己主張が結果的に良い流れをつくる

と解釈できるでしょう。

ネイタル月とトランジット天王星のコンジャンクション/合(0度)

一般的な解釈

ネイタル月とトランジットの天王星が合(コンジャンクション)のときは、自己主張の欲求が異常なほどに高まります。

感情が過敏になるため、高揚感や興奮状態が続きやすく、特に女性では身体の症状として現れることもあります。

突発的で予測不可能な行動に走りやすく、周囲からは風変わりな人に見えるかもしれません。

自分の深いところにある感情や抑えこんでいた思いが表面化して、これまでの価値観が一気に変わることもあります。創造性が開花し、人生の転機となるかもしれません。

このときに理解者が現れると、救われたような気持ちになります。

月の欠損をふまえた解釈

ネイタル月とトランジット天王星のコンジャンクションは、月が天王星から独創性を奪いやすいときです。

「他者に認められたい」「安心したい」という不安から、自己主張したい気持ちが強くなります。

表面上は強気で個性的に見えますが、実際には自分の無価値感を埋めるための行動なので不安定です。

ふだん抑えている感情や不満が、天王星によって一気に噴き出すことがあります。突然自己主張し始めたり、反発的な行動に出たりするので、周囲は驚いてしまうことでしょう。

そこに本当の個性や健全な独立心はないため、単なる変人と思われてしまいがちです。

これは、月光反転法をつかったときに反転月と天王星がオポジションになるからでもあります。

本当の自分と革命の力が対立しているので、一貫性のない自己表現になってしまうのです。

この時期は、なるべく人前で自己主張し過ぎないようにし、自分の心のなかの不安と向き合ってみましょう。

ネイタル月とトランジット天王星のオポジション(180度)

一般的な解釈

ネイタル月とトランジット天王星のオポジションは、自己表現が過剰になりがちなときです。

自己主張したい気持ちはありますが、それが自分の意志とは異なる行動としてあらわれて混乱しやすいです。

誤った自己表現や突発的な行動をしないように注意が必要です。

一方で、こうした混乱を冷静に観察することで、真のオリジナリティや新たな創造性が開花する可能性があります。

個性を尊重したり、独自性を見出したりする重要なときでもあり、自分の内面の深い部分を理解することで成長につながるでしょう。

人間関係では、これまでの付き合いや価値観を見直すことになり、古い関係がリセットされる可能性もあります。

月の欠損をふまえた解釈

ネイタル月とトランジット天王星のオポジションは、天王星が月から最も遠くにあるため、独創性が損なわれにくいアスペクトです。

「人にどう見られるか」「評価されるかどうか」という不安を乗り越え、独自のアイデアや考えを打ち出すことができるとき。

天才的な洞察力や直感が冴えていて、新しい視点やインスピレーションを得る機会があります。

従来のやり方やルールにとらわれず、自分らしさを発揮することで、周囲から思わぬ形で評価されるかもしれません。

ふだん他者に流されやすい人にとって、「自己を確立する」絶好の機会。勇気をもって何か自己表現してみましょう。

これは、月光反転法をつかったときに反転月と天王星がコンジャンクションになるからです。

オポジションの緊張が、月の不安を刺激してブレークスルーにつながるのかもしれません。

これまでの自分では思いつかなかったことを突然思いついたり、日常的な枠組みを超えた気づきが生まれたりします。

長年の友人やパートナーとの別れなど人間関係がリセットされることも。痛みをともなうかもしれませんが、依存を断ち切り新しい風を取り入れるチャンスです。この変化を前向きに捉えて、気持ちを切り替えてみましょう。

ネイタル月とトランジット天王星のスクエア(90度)

一般的な解釈

ネイタル月とトランジット天王星のスクエアは、感情と自己表現の欲求が葛藤するときです。

自己主張したい気持ちが強まる一方、感情的に不安定になりやすいので、周囲とトラブルを起こしやすいです。

引きこもりや現実逃避になりやすいため、早めに気づいて立て直すことが大切です。

新しい自己表現の方法や自分の可能性を模索する時期でもあります。自分の内面と向き合い、自己改革を通して、本当の才能や方向性が見えてくるでしょう。

月の欠損をふまえた解釈

ネイタル月とトランジット天王星のスクエアは、欠損と独創性がぶつかり合うアスペクトです。

日常のルーチンが突然崩れたり、新しい環境や人間関係に直面したりするなど、突発的な出来事や変化に対してとても不安になりやすいときです。

防衛心が強まり、周囲に対して警戒してしまうでしょう。他者との関わりを避けて、自己の内側に閉じこもりたくなるかもしれません。

ちなみに、月光反転法を使ったとしても反転月と天王星がスクエアのままです。

月の「変わりたくない」「安定したい」という気持ちと、天王星の「変わりたい」「新しいことに挑戦したい」という価値観がぶつかることで強く葛藤します。

変化は怖いかもしれませんが、不自然に内にこもるのではなく流れに身を任せる意識でいたほうが良いでしょう。

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マドモアゼル・愛先生の月理論にもとづき「月の欠損」と「月光反転法」を中心に研究記事やサービスをお届けしています。

特に、月光反転法をホロスコープに表した▶︎「月光反転ホロスコープ」作成サービスを独自開発。

経歴

お茶大卒 > 企画職 > プログラマー > 占星術に沼る > 占星術研究家&フリーター


占星術が面白すぎて道を踏み外したかもしれません(笑)。1人でも多くの方が本当の自分を生きるお手伝いができればと思います!

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