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【ネイタル月×トランジット太陽】月のトランジットを読む①【月の欠損対応】
もくじ
ネイタル月に対するトランジットのうち、今回は「ネイタル月×トランジット太陽(N月×T太陽)」について見ていきます。
太陽のトランジットは定説がなく、占星術の教科書でもほとんど言及されていません。
しかし【占星術師haloさん】は、独自の研究によりトランジット太陽の説を打ち出されました。この説は月の欠損を踏まえており、ご自身でも実証済みとのことです。今回はhaloさんの説をもとに太陽のトランジットを見ていきます。
ネイタル月×トランジット太陽はどんな時期?
太陽は生命力・意志・未来・目標・自己実現・男性性などを担います。
トランジットの太陽がネイタルの月とアスペクトを作るときは、感情(月)に意志(太陽)が強く結びつきやすいです。
「月の欠損」をふまえると、
月は太陽からエネルギーを奪うため、コンジャンクションやスクエアのときは意志の力が揺らいでしまう
と考えられます。
一方、月光反転法によって月を180度させると、ポジティブなエネルギーを太陽に与えることができます。
オポジションの時は月のバイアスが少ないので、良い方向に意志の力がはたらいて、自己表現力がアップするでしょう。
ネイタル月とトランジット太陽のコンジャンクション/合(0度)
ネイタル月とトランジット太陽のコンジャンクションは、月が意志の力を奪いやすいアスペクトです。
不安や焦りといった感情が大きくなり、自信が揺らいでしまいがち。意志や自己表現力が弱まり、自分らしさを発揮しにくく感じるでしょう。
人間関係では自我が保てなくなるので、相手に振り回されてしまったり、自分を守ろうとするあまり対抗的な態度を取ったりすることがあるかもしれません。
自分の存在意義や価値を疑ってしまい、他者からの評価を気にしすぎて、かえって自信を失う結果になりやすいです。
これは、月光反転法をつかったときに反転月と太陽がオポジションになるからでもあります。
本当の自分と意志をもたらすエネルギーが対立するので、自己主張が通りにくく他者に負ける感じがしてしまうのです。
この時期は、過去にやり残したことをひとつひとつ丁寧に対処していくのが良いでしょう。
ネイタル月とトランジット太陽のオポジション(180度)
ネイタル月とトランジット太陽のオポジションは、太陽が月から最も遠くにあるため、意志が損なわれにくいアスペクトです。
感情に左右されることなく、自分の目標を再確認できるとき。
物事を冷静かつ客観的に見つめることができるでしょう。
これまでの行動や成果を振り返り、次に進むべき道筋を確認することができるため、自然と安心感を得られるでしょう。
これは、月光反転法をつかったときに反転月と太陽がコンジャンクションになるからです。
本当の自分と行動力のエネルギーがピッタリ重なるので、地に足のついた感覚になるのです。
このときは、大きな変化を起こすよりも、すでに取り組んでいることをベースに軌道修正するのが良いでしょう。
ネイタル月とトランジット太陽のスクエア(90度)
ネイタル月とトランジット太陽のスクエアは、欠損と意志の力がぶつかり合うアスペクトです。
不安な気持ちと意志の力が葛藤するとき。自分がどうしたいのか、どう行動すべきかが曖昧になって混乱しやすいでしょう。
感情の揺れが行動にあらわれやすく、周囲の人に誤解される可能性があります。意図しない形で他者を傷つけたり、逆に自分が傷ついたりすることもあるでしょう。
自信が揺らぐことで、他者に依存したり、反対に孤立したりすることも。
ちなみに、月光反転法を使ったとしても反転月と太陽がスクエアのままです。
本当の自分と意志の力がギクシャクしてしまい、一貫性のある行動ができなくなるのです。
この時期は、焦って自分をアピールしたり、不安を埋めるために何か行動するのはやめましょう。
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管理人
マドモアゼル・愛先生の月理論にもとづき「月の欠損」と「月光反転法」を中心に研究記事やサービスをお届けしています。
特に、月光反転法をホロスコープに表した▶︎「月光反転ホロスコープ」作成サービスを独自開発。
経歴
お茶大卒 > 企画職 > プログラマー > 占星術に沼る > 占星術研究家&フリーター
占星術が面白すぎて道を踏み外したかもしれません(笑)。1人でも多くの方が本当の自分を生きるお手伝いができればと思います!