- 占星術の学習
【二重円の見方】トランジット・相性占いをマスターしましょう✨
もくじ
西洋占星術の花形といえば、トランジットや相性占い。
ホロスコープの読み方が分かってきた人なら、占ってみたくなるでしょう。
「二重円(ダブルチャート)」というものを使えば、自分の運勢の変化や、相手との関係性が読み解けるようになります。
この記事では、二重円の見方を学び、トランジットや相性の占い方をわかりやすく解説していきます。
トランジット/相性占いの基本
トランジットってなに?
トランジットとは、いま現在の天体の動きのことです。
出生時のホロスコープと、いま現在のホロスコープを重ね合わせることで、その時期の運勢や人生の変化のタイミングがわかります。
トランジットを読むことで、次のようなことが占えます。
- 重要なイベントのタイミング(引越し、転職、結婚など)
- 新しい挑戦に対する運勢
- 心の変化やストレスの状態
相性占いでどこまでわかる?
相性占いでは、2人のホロスコープを重ねることで、お互いの関係性を読み解くことができます。
相性を占うことで、次のようなことが分かります。
- お互いの得意な部分や、補い合える部分
- 価値観の違いが生じやすい点
- 良い関係性を築くためのアドバイス
相性の良し悪しがはっきりと決まるというよりは、色々な側面から分析し、総合的に判断するようなイメージです。
二重円(ダブルチャート)の基本と見方
「二重円(ダブルチャート)」とは、2つのホロスコープを重ねた図のことです。
2つのホロスコープは、内側と外側に分けて重ねられます。
- 内側の円:自分の出生時のホロスコープ
- 外側の円:調べたい対象のホロスコープ
この2つの円の関係を見ることで、トランジットや相性を占うことができます。
それでは実際に、二重円を作ってみて、トランジットや相性占いの準備をしていきましょう。
具体的には、次の手順で進めます。
- 二重円を作成する
- アスペクト表を確認する
二重円を作成する
二重円は、無料の作成サイトで簡単に作ることができます。
試しに、次のサイトで作ってみましょう
- 内円に自分の出生情報
- 外円に今日の日付(デフォルト)
を入力して作成ボタンを押して完成です。
アスペクト表を確認する
二重円の下には、さらにアスペクト表があるはずです。
そこには、2つの円の惑星同士がつくるアスペクトが一覧で表示されています。
これで、トランジットや相性を占う準備が整いました。表のなかで、数字が書かれているところに着目してアスペクトを読んでいきます。
トランジットの見方
トランジットを読むときは、まず二重円を作成して、内側の円と外側の円の関係を見ます。
そして、外側(現在の天体)と内側(出生時の天体)がどのようなアスペクトを作っているかを確認します。
アスペクトには、主に次のものがあります。
- コンジャンクション/合(0度):強いエネルギーの重なり、重要な変化や新しいスタートの時期。
- オポジション(180度):他者との対立や、バランスが求められる時期。
- スクエア(90度):葛藤や試練、問題に直面する時期。
- トライン(120度):物事がスムーズに進む、幸運な時期。
- セクスタイル(60度):柔軟で良好な状況、チャンスが訪れる時期。
POINT実際には、コンジャンクション・スクエア・オポジションがよく使われます。トラインやセクスタイルはあまり注目されませんが、木星や金星などで幸運期を見るときは参考にしてたいアスペクトです。
例えば、現在の木星が、出生時の太陽がコンジャンクションの場合、
- トランジット木星とネイタル太陽のコンジャンクション
- T木星×N太陽 合
などと表します。
このトランジットは12年に1度の幸運期とよばれ、新しいことを始めるのに最適です。
アスペクトの意味は、天体の組み合わせによって変わってきます。本やインターネットなどで、その天体のアスペクトがどのような意味をもつか調べるとよいでしょう。
相性の見方
相性を読むときは、まず二重円を作成して、お互いの出生図を重ね合わせます。
そして、内側と外側の天体がそれぞれどのようなアスペクトを作っているかを確認します。
アスペクトには、主に次のものがあります。
- コンジャンクション(0度):強い結びつき、同じ価値観や目標を共有しやすい。
- オポジション(180度):お互いに引き合うが、違いがはっきりと表れる。
- スクエア(90度):摩擦が生じやすく、努力が必要な関係。
- トライン(120度):調和的でスムーズな関係。
- セクスタイル(60度):理解し合いやすく、協力関係を築きやすい。
例えば、相手の金星と自分の月がトラインの場合、生活感覚や趣味が一致しやすいので一緒にいて楽な関係になる、と読めます。
トランジット/相性のオーブについて
アスペクト表には、()内にオーブ(許容範囲)が書かれています。オーブは「何度の誤差までなら、そのアスペクトが形成されているといえるか」を表します。
トランジットのオーブ
2度程度が目安です。重要なイベントはタイミングがピンポイント。正確なオーブを意識すると良いでしょう。
相性のオーブ
3~5度程度が一般的です。よりオーブが狭いアスペクトや強い影響を持つ天体を中心に読み解くと、関係性の核心が見えてきます。
まとめ
この記事では、トランジットや相性占いの基本と二重円の見方を見てきました。
トランジットからは今後の運勢の流れが、相性チャートからは他者との関係性が読み解けます。
二重円が分かれば、占星術の世界がもっと広がります。
過去のホロスコープを作って実際の出来事と比べてみたり、身近な人のホロスコープから関係を分析してみたりして理解を深めてみましょう。
当サイトでは、月について深く研究していますので、月のトランジットや相性が知りたい方はぜひご覧くださいね。
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管理人
マドモアゼル・愛先生の月理論にもとづき「月の欠損」と「月光反転法」を中心に研究記事やサービスをお届けしています。
特に、月光反転法をホロスコープに表した▶︎「月光反転ホロスコープ」作成サービスを独自開発。
経歴
お茶大卒 > 企画職 > プログラマー > 占星術に沼る > 占星術研究家&フリーター
占星術が面白すぎて道を踏み外したかもしれません(笑)。1人でも多くの方が本当の自分を生きるお手伝いができればと思います!