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【ネイタル月×トランジット木星】月のトランジットを読む⑥【月の欠損対応】

もくじ

ネイタル月に対するトランジットのうち、今回は「ネイタル月×トランジット木星(N月×T木星)」について見ていきます。

多くの占星術家の方の本やブログをもとに一般的な解釈をまとめたうえで、「月の欠損」をふまえて新しい解釈を考えてみました。

ネイタル月×トランジット木星はどんな時期?

木星は幸運・成長・成功・拡大・寛大さ・楽観性・自由などを表します。

トランジットの木星がネイタルの月とアスペクトを作るときは、感情(月)に拡大力(木星)が強く結びつきやすいです。

一般的には

  • 合のときは、精神面・現実面で幸運にめぐまれる
  • オポジションやスクエアのときは、逆に精神面・現実面で問題が拡大しやすい

とされていますが、

「月の欠損」をふまえると月は木星からエネルギーを奪うので、合やスクエアのときはものごとが発展しにくく、悪いことが拡大しやすいです。

(欠損が緩和されることもありますが)

月光反転法によって月を180度させると、ポジティブなエネルギーを木星に与えることができます。

そのためオポジションのときは月のバイアスが少ないので、むしろ幸運になりやすいでしょう

ネイタル月とトランジット木星のコンジャンクション/合(0度)

一般的な解釈

ネイタル月とトランジットの木星が合(コンジャンクション)のときは、心の安定と幸福感が高まり、心理的な安心感が得られます。

これまで抱え続けていた問題が、一気に解決に向かう可能性があります。

精神的な安心感が増すことで、行動に自信が生まれ、社会的な地位の向上にもつながるでしょう。

家庭生活や個人的な幸福が重視され、結婚などの大きな人生の転機となることもあります。

健康面も改善されやすく、この時期にはじめた自己ケアの習慣は一生の宝となるかもしれません。

高望みに走らず地に足の着いた行動を心がけることで、より良い結果が得られるでしょう。

月の欠損をふまえた解釈

ネイタル月とトランジット木星のコンジャンクションは、月が幸運をもたらす力を奪いやすいアスペクトです。

木星の拡大力によって不安や焦りを大きくなりがちで、日常の些細な問題をまるで大きな障害のように感じてしまうかもしれません。

木星の「成功への意欲」が削がれ、「失敗を恐れる不安」に引っ張られるため、無理な計画や行動をしてしまうことあります。

不安を和らげるために無理にポジティブになって、実力以上のことをやると失敗するでしょう。

表面的にうまくいっているように見えても、のちに間違いに気づいてしまうかもしれません。

大きな買い物には向かず、財運にはあまり恵まれないでしょう。

これは、月光反転法をつかったときに反転月と木星がオポジションになるからでもあります。

本当の自分と幸運のポイントがかみ合わないので、なにか行動を起こしても発展しにくく成果が出にくいのです。

この時期は、無駄な買い物や浪費をしやすくなるので、衝動買いはなるべくせず別日にも検討してみましょう。

ネイタル月とトランジット木星のオポジション(180度)

一般的な解釈

ネイタル月とトランジット木星のオポジションは、精神的・感情的なバランスが崩れやすくなります。

木星の拡大力が「やりすぎ」や「過剰さ」としてあらわれ、ストレスや疲労が蓄積しやすくなるでしょう。

暴飲暴食や浪費、趣味への過剰な没頭がトラブルの原因となる可能性があります。

感情が過度に高ぶり、法的なトラブルや思わぬ対立に発展するかもしれません。

この時期は、積極的に休息を取ることが大切。このくつろぎの時間が幸福を築くためのベースとなるはずです。

月の欠損をふまえた解釈

ネイタル月とトランジット木星のオポジションは、木星が月から最も遠くにあるため、幸運をもたらす力が失われにくいアスペクトです。

これまで抱えていた不安や過去の傷が癒されて、抑え込まれていた「可能性への信頼感」や「無償の寛容さ」が解放されるとき。

自己肯定感が上がるので、他者の長所を素直に受け入れ、心を開いて接することができるようになり、人間関係が良い方向に発展するでしょう。

新しい考え方や信念を学ぶ機会に恵まれやすく、精神的に大きく成長できそうです。

また、物質的にも恵まれ、幸運が舞い込みやすくなります。

これは、月光反転法をつかったときに反転月と木星がコンジャンクションになるからです。

月のバイアスがかかったまま木星を使っていると、オポジションによってトラブルが起きやすいですが、

月光反転法を意識すれば、幸運のありかを敏感にキャッチできるようになるので、木星の力を最大限に使いこなせます。

ネイタル月とトランジット木星のスクエア(90度)

一般的な解釈

ネイタル月とトランジット木星のスクエアは、多忙な日々が続くとき。

さまざまな活動や計画に手を出しやすくなり、結果としてエネルギーが分散しがちです。やりたいことが増える反面、何事も中途半端になって目的を見失ってしまうかもしれません。

感情の浮き沈みも激しくなりやすいため、浪費や無駄遣いに走りやすくなります。

健康面でも過労やストレスによって体調を崩す可能性があります。

法的なトラブルや誤解にも注意が必要です。冷静に判断し、目標を定めることが鍵となります。

月の欠損をふまえた解釈

ネイタル月とトランジット木星のスクエアは、欠損と幸運をもたらす力がぶつかり合うアスペクトです。

不安や焦りが強くなり、木星の「拡大する力」がネガティブな形で発揮されます。

無理に楽観的な態度を取ろうとするため、無計画な行動で失敗したり、誤った判断をしやすくなります。

安心感を求めるあまり、短絡的な解決策に頼ってしまうかもしれません。それが原因で、後悔するようなミスや浪費が発生しやすくなります。

ちなみに、月光反転法を使ったとしても反転月と木星がスクエアのままです。

コンジャンクションのときと同じく、本当の自分と木星の拡大力がうまく噛み合わず、新しい取り組みが良い方向に進みにくいのです。

この時期は、問題に対して冷静に向き合い、じっくりと計画を立てることで失敗を減らすことができるでしょう。

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みど

マドモアゼル・愛先生の月理論にもとづき「月の欠損」と「月光反転法」を中心に研究記事やサービスをお届けしています。

特に、月光反転法をホロスコープに表した▶︎「月光反転ホロスコープ」作成サービスを独自開発。

経歴

お茶大卒 > 企画職 > プログラマー > 占星術に沼る > 占星術研究家&フリーター


占星術が面白すぎて道を踏み外したかもしれません(笑)。1人でも多くの方が本当の自分を生きるお手伝いができればと思います!

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