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【ネイタル月×トランジット冥王星】月のトランジットを読む⑩【月の欠損対応】

もくじ

ネイタル月に対するトランジットのうち、今回は「ネイタル月×トランジット冥王星(N月×T冥王星)」について見ていきます。

多くの占星術家の方の本やブログをもとに一般的な解釈をまとめたうえで、「月の欠損」をふまえて新しい解釈を考えてみました。

ネイタル月×トランジット冥王星はどんな時期?

冥王星は破壊・再生・権力・深層心理などをあらわし、物事の核心に迫ったり変化を促したりします。

トランジットの冥王星がネイタルの月とアスペクトを作るときは、感情(月)に再生力(冥王星)が強く結びつきやすいです。

一般的にはどのアスペクトでも、抑え込んでいた感情が噴出したり、突然の変化を強いられるケースが多いとされています。

さらに、「月の欠損」をふまえると、

月は冥王星からエネルギーを奪うため、変化を受け入れられず無駄に執着してしまいがちになる

と解釈できます。

一方、月光反転法によって月を180度させると、ポジティブなエネルギーを冥王星に与えることができます。

感情の揺さぶりをキャッチし向き合っていけば、人生の転機となるような変革ができるでしょう。

ネイタル月とトランジット冥王星のコンジャンクション/合(0度)

一般的な解釈

ネイタル月とトランジットの冥王星が合(コンジャンクション)のときは、内面で大きな変化が起こるでしょう。

感情の深いところに向き合わされ、過去のトラウマや未解決の感情が浮かび上がります。

特に母親との関係がクローズアップされ、幼少期から今までに築かれてきた依存心や葛藤を解消するきっかけがありそうです。

感情が激しくなることもありますが、冷静な態度で自分を見つめることで新たな視点が得られるでしょう。

感情の制御がうまくできない場合、他者とトラブルを起こしたり、急に感情を爆発させてしまったりするため、自分を客観視して感情を整理しましょう。

月の欠損をふまえた解釈

ネイタル月とトランジット冥王星のコンジャンクションは、月が冥王星から再生力を奪いやすいアスペクトです。

普段は隠れている不安や心の奥底に押し込められた感情がたたき起こされるような時期です。

自己否定感やコントロールできない感情の波に飲まれる可能性が高くなります。

幼少期のトラウマや深い無意識のパターンが再浮上しやすくなるため、非常に苦しい経験となることがあります。

不安や焦りによって運命を受け入れられず、極端に執着したりコントロールしたりします。過去の経験や思い出、特定の人や物事に執着し、自分や他人をコントロールしたいという衝動に駆られるかもしれません。

人間関係においても緊張が走りやすく、破壊的な衝動や強い感情的な対立が生じやすくなります。

この苦しさは、月光反転法をつかったときに反転月と冥王星がオポジションになるからでもあります。

本当の自分と再生のエネルギーが対立するので、成長やステージの変化を受け入れることが難しいのです。

この時期は運命に抗うのをやめ、静かに感情を観察し、過去の傷やトラウマと向き合う時間を取るようにしましょう。

ネイタル月とトランジット冥王星のオポジション(180度)

一般的な解釈

ネイタル月とトランジット冥王星のオポジションは、感情の揺れが大きくなる時期です。

深層心理に隠れていた嫉妬や怒り、恐怖といった破壊的な感情が表面化しやすいでしょう。

過去に抑え込んでいた感情を突然吐き出してしまい、周囲と対立してしまうかもしれません。

このとき「なぜそう感じるのか」といった動機や根本的な理由に目を向けるようにしましょう。

さまざまな視点から自分を観察し、何が自分にとって本当に大切かを見極めることが大切です。

感情の悪いパターンを脱却し、自由なライフスタイルや新しい思考パターンを取り入れることで、精神的に成長できるでしょう。

月の欠損をふまえた解釈

ネイタル月とトランジット冥王星のオポジションは、冥王星が月から最も遠くにあるため、再生力が損なわれにくいアスペクトです。

抑え込んでいた感情や恐怖が表面化しやすくなります。自分の感情がコントロールできないことで戸惑うかもしれません。

自分が今まで頼りにしてきた考え方のパターンや、安心感を得る方法が通用しなくなり不安定になるかもしれません。

しかしこの戸惑いは、根本的な問題にアクセスし解決するきっかけになります。

このときの自己改革は、今後の人生において重要な意味を持つでしょう。

これは、月光反転法をつかったときに反転月と冥王星がコンジャンクションになるからです。

反転月のポジティブなエネルギーを冥王星に与えられ、冥王星の洞察力と変革の力が純粋にはたらき、本質的な改革になります。

この時期の揺さぶりをプラスにとらえ、自分の気持ちに正直に行動してみましょう。

ネイタル月とトランジット冥王星のスクエア(90度)

一般的な解釈

ネイタル月とトランジット冥王星のスクエアは、強制的に変化させられる挑戦のときです。

運命的な強制力が働いて、これまでの生活環境や心理的な安全地帯からの脱却を求められるでしょう。

親などの他者から受けてきたサポートが途絶え、自力で立ち向かわざるを得なくなります。

心理的な自立が求められ、内面的な成長が試されます。これを乗り越えることで、新たなチャンスが訪れ、人生の転機となるでしょう。

感情的な衝突が増える可能性もあり、怒りや攻撃的な態度は避けるべきです。

月の欠損をふまえた解釈

ネイタル月とトランジット冥王星のスクエアは、欠損と再生力がぶつかり合うアスペクトです。

コンジャンクションほどではありませんが、傾向は似ています。

普段は抑え込んでいた不安や恐怖が表面化し、強いプレッシャーを感じることが多くなります。

過去のトラウマや意識できない感情に、否応なしに向き合わなければならず、感情的な爆発や極端な行動を起こしてしまいがち。

自己評価が揺さぶられ、今までの自己イメージが崩れ去るかもしれません。

また、親しい関係の人をコントロールしたくなったり、逆に自分がコントロールされていると感じることが多くなるかもしれません。

ちなみに、月光反転法を使ったとしても反転月と冥王星がスクエアのままです。

本当の自分と再生力がギクシャクしてしまい、自然な形で変化できにくくなります。

相手の言葉に対して過剰反応しないようにし、意識的に冷静さを保つことで新たな学びの機会が得られるでしょう。

この時期は、揺さぶりに抵抗することなく、自分の感情のパターンや欲求を静かに感じてみましょう。

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みど

マドモアゼル・愛先生の月理論にもとづき「月の欠損」と「月光反転法」を中心に研究記事やサービスをお届けしています。

特に、月光反転法をホロスコープに表した▶︎「月光反転ホロスコープ」作成サービスを独自開発。

経歴

お茶大卒 > 企画職 > プログラマー > 占星術に沼る > 占星術研究家&フリーター


占星術が面白すぎて道を踏み外したかもしれません(笑)。1人でも多くの方が本当の自分を生きるお手伝いができればと思います!

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